バックナンバー 2012年 4月

汐入東小の羽中田校長

           

視察日:4月24日(火)

場所:荒川区立第3中学校、同区立汐入東小学校

視察内容:学校図書館を活用した授業づくり

視察の背景:

今年から新学習指導要領がスタート。そこには、子ども達に「生きる力」を育む上で、基礎的・基本的な知識及び技能を確実に習得させてこれらを活用する力、それを活用するために必要な思考力、判断力、表現力、言語力の体得などが掲げられている。文部科学省・中央教育審議会では、こうした言語活動習得のための3つのツールとして、①教材の工夫、②学校・地域をあげた読書活動の推進、③学校図書館の充実をあげている。

学校図書館の充実は、これまでも何度も議会で取り上げてきたテーマであり、荒川区は学校図書館先進自治体。

昨年11月に開催された読売新聞主催の「学校図書館げんきフォーラム@東京」も参加した際、荒川区の取り組みを伺い、大変深い感銘と驚きを覚え、今回の視察となった。

視察の内容:

  1. 荒川区の学校図書館への取り組み
  2. 学校図書館を活用した授業視察

視察後の所感

清少納言の身長は何センチだったでしょうか?」、「○○天皇はどんな食べ物が好きだったでしょうか?」「『在原業平はスカイツリーに負けた』とはどういう意味か?」-教科書に登場してくる人物等について、先生から子ども達に質問が提起される。子ども達からは、様々な意見が出てくる。「それではこれから図書館で調べて発表していただきます」と先生。早速、学校図書館で班毎に分かれて調査がスタート。「どんな本を見ればいいのか?」と学校司書に尋ねる子ども。先生も調べる視点などをわかりやすくレクチャーしている。あっという間に授業の時間が終了。子ども達から「調べる時間が足りない。もっとやらせて欲しい」との声が。先生は次の授業での調べ学習を約束した。

これは視察した荒川第3中学校の国語の授業のやり取り。授業に活気があり、子ども達がいきいきしていた。先生の授業の進め方がうまい!また学校司書も影に日向に授業をフォローしているのが伝わってきた。話を伺うと、先生は事前に学校司書と打ち合わせを行い、周到に授業の準備をしているとのこと。学校司書は毎月研修を行い、情報の共有化や学校現場のニーズ掌握を徹底しているとのこと。やることが多い教員にとって、図書館を使った授業づくりは、学校司書のサポートが欠かせない。

荒川区は現在の区長になって学校図書館行政が大きく変化。予算も5年で30倍近くに。平成18年に蔵書は100%達成し、19年には全小中学校に非常勤の学校司書を配置。図書館の調べ学習コンクールにも参加。子ども達の学校図書館での貸出し冊数が飛躍的に伸びた。「学校図書館はあらゆる情報が集積している情報センター。荒川区の学校図書館は、特に学校司書の配置により劇的に変わりました」、「子ども達の自発的問題解決力は間違いなく向上しています」と汐入東小学校の羽中田校長。

また、教育委員会・指導室の中に「学校図書館支援室」を設置。全小中学校の学校図書館の活用支援をきめ細かくフォローする組織体制を敷いている。スタッフは退職した校長先生と教員の3名。教員の経験があることから、学校図書館活用における司書と教員の役割分担が明確に整理されていおり、学校からひっきりなしに相談がある。

子ども達が興味を示し、知的好奇心を掻き立て、醸成していく使命が教育にはある。

墨田区も学校図書館をその知的好奇心を掻き立てる場所として、より充実させていくことが教育振興における大きな課題だ。

 

汐入東小学校

第3中学校

北十間川の辺に出来たおしなり公園

 3月31日、スカイツリーの真下を流れる北十間川水辺に親水公園と人道橋が誕生しました。

当日は強風が吹き荒れる中での竣工式典となりましたが、近隣町会や観光客を含め、

大勢の方に祝賀されての式典となりました。

 公園の名前は「おしなり公園」、橋の名前は「おしなり橋」 -

 押上地区と業平橋地区の更なる交流と振興を願ってとのこと。

式典で挨拶にたった地元連合会長、「おしなり橋は、親橋である押上橋と業平橋に見守られた子どもの橋。

この橋から更なる地域の振興を」との話は温かいものを感じ、心に残りました。

 3月20日にはコミュニティバス「すみだ百景 すみまるくん」「すみりんちゃん」(電気自動車)も区内で3路線でスタート。

ありがたいことに予想を超える利用者が出ているとの報告もありましたが、「停留所がどこにあるのか」などと問い合わせを浴いただきます。

スタートしたばかりなので、まだ浸透していないので、わかりにくい点もあると思いますが、

区報などを使って更に利用しやすいコミュニティバスを目指していきます。

 5月22日のオープンに向け、着々と準備が進む墨田区。

観光まちづくりはハードの整備だけでなく、ソフトも大事。

これからが本格的な「観光まちづくり(育て)」になると思います。

 「古き良きすみだ」と「新しいすみだ」をどう融合させていくのか。

これからの大きなテーマだと思っています。

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