おおこし勝広です。
随分、涼しくなりました。今朝、テレビを見ていたら嬉しいニュースが。
一つは福島原発の冷温停止計画を年内に前倒しするとのこと。
トラブル続きだった循環冷却装置が安定化し、原子炉の冷却が着実に進んでいるのでしょう。
「よっし!」という気持ちになりました。
原子力災害対応の「止める」「冷やす」「閉じ込める」の3段階のうち、これからはいよいよ「閉じ込める」対策となる。
更には放射性物質に汚染されたものをどのようにするのか、中間処理施設、最終処分施設などの、
設置問題など山積していることから、国内外の力を結集し、早期終息へ向けた取り組みを切に願うものです。
また、この連休、東北地方に行楽に出かけた方が多いとのこと。
大手の旅館では繁忙期の7割まで戻ってきているとのこと。
嬉しく思いました。復興といっても人の交流が第一。
これから紅葉シーズンを迎え、連休も多いことから、期待もさらに高まります。
さて前々回のブログでお約束していた第3回定例議会における会派の本会議質問のうち、
私が担当した高齢者福祉総合計画と第5期介護保険計画の改定に関する質疑についてご報告いたします。
全てとはいきませんが、在宅医療相談調整窓口の設置など良い答弁が返ってきました。
更にがんばります。詳細は下記の通り。
1.介護保険料引き上げを抑えるため具体的提案について
質問1:都に財政安定化基金の活用を積極的に働きかけるべき。
区長:都に対して区長会を通じて働きかけを行う。
質問2:区の介護保険給付準備基金の活用すべき。
区長:H23年度の基金残高は約4億円を想定しているが、可能な限り活用を図る。
質問3:第5期に大幅な引上げが想定される年収350万円未満世帯の介護保険料について、
一層の多段階化(現在7段階)を図り、負担を軽減すべき。
区長:全体のバランスを見て今後の第5期計画策定の中で検討する。
2.高齢者支援総合センター(地域包括支援センター)の業務支援について
質問1:地域の総合的な高齢者福祉の窓口となっているセンターの職員を増員すべき。
区長:総合的な相談窓口として、一層の強化を図る必要があるが、国の動向を見ながら
職員増員について対応する。
質問2:各センター単位で行われている地域包括ケア会議に区が積極的な支援をすべき。
区長:一層努力していく。
質問3:退院後の医療・介護・福祉の支援・コーディネートを行う在宅医療相談窓口を設置せよ。
区長:本来、高齢者支援総合センターで行う業務だが、センターは介護業務の比重が大き
く、医療機関ときめ細かな連携ができていない課題がある。
医療・介護・福祉の連携ニーズは今後増大すると認識している。提案の在宅
医療相談調整窓口の設置が必要だと感じている。
設置場所は第5期計画の中で検討する。
3.サービス付き高齢者向け住宅について
質問:高齢者優良賃貸住宅では、4万円の家賃補助があった。
しかしサービス付き高齢者向け住宅では未だ不明。同様に実施すべき。
区長:国の制度では一定の条件のもと家賃補助は可能となっているが、都の動向が明らか
でない。都が決まったら区としても家賃補助を検討したい。できれば家賃5万円
程度で住めるよう努力したい。
4.院内介助について
質問:院内介助が必要とされた方が介助サービスを利用しても、待合室や診療室での待機時間や、
医師から話を伺う時間などは報酬算定されず、患者さんの全額自己負担となる。
介護保険制度の欠陥だが、制度で整備されないなら区独自の助成を実施すべき。
区長:待機場所や時間の確認方法や財政的な課題もあるので、しばらく検討させてほしい。
おおこし勝広です。
昨日で東日本大震災から半年。
死者・行方不明者、約2万人。そして未だ8万人の方が厳しい避難生活をおくっています。
今日9月12日は中秋の名月、何と6年ぶりに満月になるそうです。
今年の中秋の名月は、震災で亡くなられた方への追悼・追善の慈光になると共に、
復興に向けて動き出した人々への限りない励ましの月光になればと思います。
さて昨日、一昨日と地元では秋の祭りが・・・今週末あたりには向島でも。
屋台が出て、にぎやかに開催されました。
子どもたちにとっては夏の最後の思い出になったと思います。
また大人もカラオケ大会を大熱唱。それぞれの応援団から花束が贈られていました。
地域の「絆」、人と人との「絆」を強く感じました。
被災地にも1日も早く、にぎやかな祭りが戻ってくることを願ってやみません。
瓦礫の撤去、中小企業の復興支援、住宅の本格復旧への支援等、
一向に進まない政府の震災復興対策。
まさに政治の真価が問われていると思います。
ともかく国会議員には、政争ではなく、徹して「仕事」をしてもらいたい。
これほど困っている人がいる中、本当に仕事をしてもらいたいと思います。
先週だけでも区民から様々、生活相談がありました。
国政だけでなく、区政も待ったなしだと思います。
私自身、「声の届く政治」を実現するため、この秋、より一層の決意で
仕事をしてまいります。
おおこし勝広です。残暑、厳しいですね。
皆さん、お身体にはくれぐれもご注意ください。
スカイツリーが来年5月に開業しますが、開業前に観光客の誘導を目的とした
バス路線の新たな動きが様々出てきています。
今回の特別委員会では、新たに走る官民のバス路線と既存バス路線の一部廃止を
目的とした東京都の動向について報告がありました。
<運行が新たに決まったバス路線>
①上野~浅草~スカイツリー前を運行するシャトルバス
運行開始日:9月10日から、事業主:東武バスセントラル(株)、 運賃:200円
②東京都観光路線バス(s-1系)の路線にスカイツリー前が追加 & 上野~錦糸町が新設
運行開始日:7月20日(既に走ってます)、事業主:東京都交通局、運賃:200円
【私の目線】
スカイツリー開業に向けて、はとバスなどもスカイツリー周辺に停まっているのが頻繁に見られます。
今回は東武バスが実施するシャトルバスと東京都交通局の観光バスですが、2点、気になることがあります。
1.スカイツリー周辺だけに停まるバスでは、ツリー観光客を区内を巡回させず、
他の地域に運ぶことになり、区内の観光振興としては問題あり。
区内循環バスコースと重ならない区内観光コースを追加で入れられないか。
2.今までバスが走っていない道路にバスが走ることになる。既に人力車も多数入ってきており、
今後はベロータクシーなども考えられます。運行事業者の既得権が発生する前に、
停留所や人力車などの停車位置など、新たな交通規制も必要であり、
区だけでなく警察、地域を含めた協議を早急に進めるべき。
<廃止が検討されているバス路線>
墨38系 (東京都リハビリテーション病院前~両国駅)
年間利用客数:約30万人
この路線は、都営大江戸線厩橋駅設置要望に対する代替案として、都区間で協議し、
欠損額(赤字)が生じた場合は、区がその半額を負担することで協定書を締結。
平成3年より実施してきた路線であり、現在も年間30万人の方が利用している。
ところが東京都は、墨田区で来年からコミュニティバスを運行するなら、
今年度末に協定書の更新時期を迎えることから(3年ごとに更新)、更新は行わず、
本バス路線を廃止したいとの意向。
【私の目線】
本路線は区の南北を結ぶ貴重な路線。半蔵門線がも東向島駅、鐘ヶ淵駅は通過してしますため、
区民にとっては大切な交通手段。
確かに来年からコミュニティバスが運行するが、一方通行路線であり、墨38系路線がなくなった分を、
コミュニティバスでカバーできるかは不透明。
故にコミュニティバス走行後に墨38系の利用状況調査などを行い、しっかり検証したうえで
路線の廃止・存続を検討すべきであり、そうした調査もせず、都区が同意の上、協定書を締結したのに
一方的に路線を廃止するのは論外。
今後、厳しくチェックしていきます。
お久しぶりです。おおこし勝広です。
昨日まで明日から始まる第3回定例議会の調査研究・原稿作成などでしばらくブログから
遠ざかっていました。
ブログを見てくださっている皆様、本当にありがとうございます。
さて、明日からの本会議、日程は次の通りです。
9/9(金) 13:00 本会議 ※代表質問
9/12(月) 13:00 本会議 ※一般質問
9/15(木) 13:00 区民文教委員会
9/22(木) 13:00 福祉保険委員会
9/26(月) 13:00 産業都市委員会
9/27(火) 13:00 企画総務委員会
9/30(金) 13:00 本会議
今定例議会における会派の代表質問は、加納区議が行い、高橋区議が一般質問を行います。
私は今回、代表質問の4つのテーマのうち、高齢者福祉総合計画・第5期介護保険事業計画に関する原稿を担当しました。
平成12年にスタートした介護保険。
それまで介護はといえば、家族介護が中心で、特に女性に大きな負担がかかっていました。
介護保険制度が出来た事で、家族介護から社会保険による介護となり、
家族の負担は大きく軽減され、核家族化や独居世帯も増える中、
高齢者の老後の不安も少しは解消されたと思います。
しかし、制度発足後12年が経過し、介護保険利用者人口の増加や、
介護事業の担い手不足の問題、介護保険財政の問題など、
制度を維持していく上で様々な問題が山積しています。
こうした状況の中、行われる第5期介護保険改訂。
今回は介護事業の現場の視点で大綱4点について質問します。
どのような区長答弁があるか、楽しみです。
詳細はブログで報告します。