12月31日、大晦日。

23時より日枝神社の初詣に消防団の出動依頼があり、出かけてきます。

出かける前に広島市の鳥取方式による校庭芝生化事業を報告します。

【視察の背景】

墨田区でも現在、柳島小学校や曳舟小学校などで校庭芝生化事業が進んでいます。

しかし、主に下記のような理由で思うように進んでいないのが事実であり、実施方法について改善が望まれている。

  1. 芝生の維持管理に保護者や地域住民に休暇機関も含め、多大な稼動をかける
  2. 芝が定着する間は校庭が使えなくなる
  3. 1校あたりの芝生化経費が2000~3000万円かかること 等

 

【視察目的】

現在、全国的にも注目されている鳥取方式による校庭芝生化。その最大のメリットは

  1. 維持管理の手間も少ない
  2. 芝が定着するまで校庭が使えなくるということもない
  3. 維持管理コストが安い

という点であり、区の校庭芝生化の抱えている課題にとって有効な施策と考え視察。

【視察内容】

  1. 広島市では校庭は小中とも全て土の校庭。芝生化が子どもの体力向上や、情操教育、環境対策、地域の活性化にも繋がるのではとの期待により、2校で試験的に実施を決定。当該学校の旧PTA会長の提案で、鳥取方式による芝生化を提案。学校関係者で先進的に取組んでいる自治体を視察し実施を決定。
  2. その後、PTAで守る会を発足。並びに地域住民や学校校庭をサッカーやソフトボールなどで利用している地域諸団体に丁寧に説明会を開催。様々不安な声は確かにあったが、実施が決定。
  3. 鳥取方式の芝生は「ティフトン苗」というものであり、1㎡あたり143円で購入できる。因みに墨田区を含め、多くの自治体で使用している通常の芝生の苗は1㎡あたり600~800円であり、かなり安い!
  4. 事業予算は芝生購入費、維持管理費含め、1校あたり約240万円。
  5. 芝生の植え付けも、6月の梅雨の時期に地域住民や保護者、子ども達が学校開放のときに行い、僅か40分で完了したとの事。(前日までに副校長が校庭に深さ10センチ、50センチ間隔で穴を開けたそうです。お疲れ様でした!)
  6. 子供達は「マイ芝生」として、自分の植えた芝生の管理を担当。そうすることで子供達は大変大事にしたそうです。
  7. その後、定着まで校庭を使わない問う事はなく、通常通り使用。しかし、水撒きは丁寧にやっとそうです。
  8. 夏休みに入り、「守る会」の方々が丁寧に水撒きを実施。
  9. 9月からは芝刈り。芝刈りを行う事で、芝生の新しい芽が横に広がっていくとの事。
  10. 9月末には緑の校庭で運動会が。10月には地域住民の運動会も開催されたそうです。
  11. 様々な効果が確認
    • 平均温度差3.29度と温暖化防止にも効果を発揮
    • 以前は土のグランドだったので砂埃の苦情が近隣から多数あったが、芝生化後は一切なくなった
    • 休憩時間、校庭で遊ぶ子どもが多くなった
    • 来年1年間、再度検証し、全市的な取組みについて検討

 

【視察所感】

  1. 墨田区の校庭芝生化の費用は2000~3000万円と広島市の240万円に比べ、かなり高い。今後、その運用について広島市の事例を参考に総点検の必要性を痛感。また、芝生苗については、維持管理の点からも「ティフトン苗」の使用を検討すべきと感じました。
  2. 地域住民による維持管理については、視察の話では地域住民が関わった具体的な日数、稼動人数などが出てきませんでしたが、今後は具体的な数値を吸い上げ、区が実施している芝生化における稼動と比較が必要と感じました。
  3. 墨田区の校庭はラバー加工の校庭が殆どであることから、協力がいただけるなら都立高校や公園において、鳥取方式による芝生化を試験実施してはどうかと感じました。

“視察報告(3) 鳥取方式による学校校庭芝生化について”に コメントが1件あります。

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