バックナンバー 2010年 12月 5日

  

今週は障害者週間を記念しての行事が盛んに開催されています。昨日は「ふれあいフェスティバル」に参加した模様をお伝えしましたが、今日は高次脳機能障害若者の会「ハイリハ東京」10周年記念で開催された美術展「新歩展」と第29回肢体不自由児・者の美術展に池袋の東京芸術劇場に行ってきました。 

 公明党は、高次脳機能障害について、国会や地方議会でも積極的に取上げ、様々な支援を推進してきました。 

 私も日頃から懇意にさせていただいている「有名堂せきね」のお嬢さん、関根里絵さん-29才の時、自転車ごと車に引っ掛けられ、投げ出されたところにバスが・・・。奇跡的に一命は取りとめた者の手足にしびれが残り、更に脳機能にも重い障害が-高次脳機能障害でした。 

 長い入院生活、その間の苦しいリハビリ。本人だけでなく、里絵さんを支えたご家族も大変なご苦労があったと思います。そんな中、「リハビリになるよ」と渡された1本のクレヨン。里絵さんは震える手を必死に押えながら、今の自分の気持ちを絵日記に。1枚の絵の下書きに8時間以上もかかったそうです。それでも努力をやめなかった里絵さん。その作品は文字や絵が震えていますが、とても温かいものでした。 

 その里絵さんの作品が中高年女性向け雑誌「清流」の編集長の目に留まり、連載がスタート。次第に反響が大きくなり、「絵のこころ絵日記」として出版されたのです。 

 今回の展覧会は、こうした高次脳機能障害という重いハンディを持ちながらも、懸命に頑張っている方々の作品展で、どれも素晴らしい作品でした。 

 「宿命」を「使命」に変えた関根里絵さんのご一家。会場で里絵さん、お母さんとしばらく懇談。里絵さんは益々、輝いているように感じました。

 お母さん曰く「(高次脳機能障害のため)辛いリハビリの事も直ぐ忘れるから、何度も挑戦できた。それが良かった」と。その言葉にマイナスをプラスに受けとめてきた「生きる強さ」を感じました。ただ「親がいなくなってからのことが心配」とのお話もいただきました。全ての障がい者を持つ全ての家庭の問題であり、政治的にもしっかり取組まなければならないテーマだと改めて強く認識しました。

里絵さんとお母さん

   

 肢体不自由児・者の美術展も素晴らしい作品ばかりでした。 

  

吉見成生君は15才。障害で体が常に左に傾いてしまうので、左手で傾く体を必死に抑えながら、右手で必死に書いた書”翔”が心に残りました。その他、プロ級の作品も多数ありました。 

 日本では心身にハンディを抱えた人の事を「障害者」と呼びますが、アメリカでは、挑戦という使命や課題、挑戦するチャンスや資格を与えられた人という意味で「チェレンジド」と呼んでいるそうです。 

 こうした展覧会が、もっとマスコミや大勢の方に注目され、チャレンジドの方々の可能性を引き出す”きっかけ”になってくれればと願うものです。 

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