バックナンバー: 2015年 4月

統一地方選の後半戦もやっと終わりました。

気になるのは、やはり投票率の低下。

確かに昔と比べれば、行政サービスは充実していると思います。

結果、市民が「今のままでいい」と感じ、あまり政治には関心が無くなって

来ているのでしょうか。

でも、今のままで本当に良いのでしょうか。

ある程度恵まれている人は、確かにそうかもしれません。

でも、まだまだ改善すべきことは、たくさんあると感じています。

2年間の議員活動の中で、この社会の多くの問題点を知りました。

一足飛びに、解決できるような問題は、そんなに多くはありません。

実現するまでは持久戦です。

市民にもっと政治に関心をもってほしい。

というか、持つべきだと痛切に感じています。

市民が政治に関心をもてるよう、これからも頑張らねばと思っています。

よくネットで国会中継を見ます。

皆さんも見ていて、色々なことを感じられると思います。

私が一番感じるのは、議論がかみあっていないこと。

これは、何も国会に限らず、地方議会でも良くあります。

議会改革は、しなくてはいけないことは当然として、

まず、議論のあり方を正す必要があるといつも感じます。

同じことを何回も質問する議員。

わざと論点を外そうとする議員。

前と言ったことが180度変わる議員。

2年間の議員生活で何度も見ました。

私自身も気を付けなければいけないと、

そのような場面を見るたびに深く思います。

一番許せないのは、論破されているにも関わらず、

間違いを認めないこと。

そして、採決の際は、結局自分の意見のままに挙手をする。

議会改革は、まずこの風土を打ち破るところから始めなくては、

いけないと思うのですが、実はこれが一番難しいのだと思います。

廿日市市議会は、委員会制度を取っています。

現在市議会議員は30名いますが、個々の案件をこの30名

が意見を出し合っても、なかなか結論が出ないのは容易に想像が

できると思います。

そこで、まず少人数の委員会で、じっくり議論を重ねていくために

委員会が設けられています。

殆どの案件は、委員会に付託され、そこで一定の方向性を決めます。

ただ、委員会で決まれば、そこで決定ということではありません。

本会議で、委員長が結果を報告し、改めて全員で採決を行います。

ただ、当然ながら、委員会の決定は、尊重されなくてはいけません。

 

委員会には、常任委員会と特別委員会があります。

常任委員会は、10名で構成されているため、委員会ではない議員が

本会議で、委員会の決定に反対を述べることは、確かにあります。

委員会の性質上、これは当然あって然るべきと、私自身は考えます。

そして特別委員会に、予算特別委員会というものがあります。

これは、予算を審議するもので、議長以外の29名で構成されております。

つまり、委員会に属していない議員はいません。

しかし、予算特別委員会で否決されたものが、また改めて本会議に提出され

ることが、毎年あります。

当然、本会議でもそれは否決されるのですが、一体これはどういうことなので

しょうか。

そのような行動を取る議員のねらいは何なんでしょうか。

普通に考えれば、委員会制度を否定したいとしか考えられません。

しかし、そのような話は、少なくともこの2年間聞いたことがありません。

そうであるならば、一体何なんでしょうか?

 

 

議員をさせて頂くようになり、2年が過ぎました。

この2年間「議員とは?」と、いつも考えておりました。

地方議会は、2元代表制と言われており、議会は、執行部(市長)の

監視役とよく言われます。

しかし、議員一人で市長に対峙するのは、基本的におかしな話です。

市長も市民に選ばれている訳ですから、市長を否定することは、

その市長を選んだ市民の否定にもなります。

市長と対峙するのは、あくまでも個々の議員で構成する議会であります。

議員1人であっても、執行部をチェックすることはできます。

しかし、議員1人だけでは議決も政策提言もできません。

色々な意見や主張を持った議員が、それらをぶつけあって、1つの意見

に合意形成していくことが、議員に求められているのではないでしょうか。

しかし、現実の議会を見ると、そうではありません。

やたらと攻撃的で、他党や市長の悪口めいたことを発言する議員。

実現不可能と思われるようなことしか語らなない議員。

すなわち、多様な意見には全く耳を傾けないタイプの議員が少なからず

いるように見受けられます。

「議員とは何なのか」

予算権・執行権を持たず、唯一与えられた議決権を持って、市民の利益

になる活動をしていくには、どうすれば良いのか。

議員をしていく以上、これからもずっと考えて行きます。

本日、日本赤十字広島看護大学にて、表題の講演会がありました。

認知症に関しては、皆さん関心がとても高いのでしょう。

会場は、主催者も驚くほどの超満員。

私は、30分前に会場に入ったので、座席に座ることができたのですが、

時間が経つにつれ、通路には明らかに私よりも高齢者の方がずらりと並ぶ

状態になり、座っているのに罪悪感を感じ、席を立ちました。

結局、一番後方の通路に座って講演を聞かせてもらいました。

まず、加齢による物忘れと、病気である認知症の違いを分かりやすく解説。

現在は初期症状から、ある程度進行しても、投薬や貼り薬を使って、病気の

進行を遅らせることができる等のお話がありました。

本日、講演をして下さった、浦上先生のお話は、昨年も別会場できいており、

前回も、思ったのですが、できればもっと多くの方に聞いてもらいたい内容でした。

現在、認知症対策の国家戦略が推進されようとしています。

しかし、それは、国が何でもかんでもやってくれるということではなく、

まずは、地域で、どこまでのことができるのかが、大きなポイントになります。

現在、私も地域サロンのお手伝いをさせてもらっていますが、このような

地域連携の強化が、これからの時代、とても重要になってきます。

 

昨日の新聞に、昔塾で教えていた子が、記事になっていました。

(勿論、良い記事ですよ)

20年間、様々な子どもを教えましたが、印象に残っている子は、

やはり、手がかかった子です。

良い意味でも悪い意味でも、手がかかった子。

そんな教え子達を、何かの機会で、目にすることがあります。

きっと、私の事など覚えていないでしょう。

でも、目にすると、なぜか嬉しくなってしまいます。

今も、現役の塾講師として、短時間ではありますが、子ども

に勉強を教えています。

学校の先生には敵いませんが、少しでも子どもたちの役に立つことが

できることに、喜びを感じています。

 

 

本日、大野西小学校と大野中学校が小中一貫教育推進校の「大野学園」として

開校しました。

大野中学校は、私の出身校。

私が通っていたころは、とてもボロかったという印象しか残っていません。

それが、こんなに立派になったのかと正直思いました。

しかし、建物はボロかったけれど、当時、縁した先生方は、私の人生を決めたと言って

もいいほど、素晴らしい先生方でした。

色々とシステムを改善することは大事です。

でも、当たり前の話ですが、結局、学校というところは先生の力量に尽きると思って

いるのは、私だけでは無いと思いますが、どうでしょうか?

本日、地元の大野東中学校と大野東小学校の入学式に参列させてもらいました。

大野東中学校は、今年で30周年。

私が中学を卒業した後にできた学校なので、私自身は通っていませんが、

現在、次男がお世話になっております。

大野東小学校は、私も通学しておりました。

今ある校舎は、私が小学校1年生の時にできた校舎です。

現在、私は49歳ですから、結構古い校舎です。

しかし外壁を塗り直したりしているので、あまり古臭く感じません。

毎年思うことが1つあります。

卒園式の時に、「やはり青組さんは、しっかりしている」と思うのですが、

数週間後の入学式では、勿論とてもかわいいのですが、

すごく頼りなく見えるのはなぜなんでしょう?