8月9日~10日東北地域への行政視察実施
8月9日~10日にかけ、野田市議会公明党として石巻市及び伊達市への行政視察を実施しました。
今回の行政視察の主旨は、東日本大震災発災から6年後の被災地についての「記憶の風化」の歯止めと「風評被害」への対処策、そして「復興」に努力している姿を学習し、何時起こるかもわからない天災に対して、十分な備えをするための防災計画を立案する一助とすることです。
<石巻市(宮城県)>
津波被害にて多くの尊い人命が失われた石巻市においては、「石巻市復興まちづくり情報交流館」及び「東日本大震災メモリアル南浜つなぐ館」を視察致しました。
*情報交流館では、震災前(過去)、震災時(現在)、復興活動(未来)と時系列にて展示されており、震災から復興を遂げていく石巻市の姿が表示されており、記憶の風化を防ぎ、未来に向けてまちづくりに立ち上がっている様子がよく分かった。
また、説明員の館長をイギリス人が務めており、国内のみでなく広く海外の人にまで自然災害の恐ろしさ、またそこから立ち上がる人間の英知を伝えることができるようになっていた。
*南浜つなぐ館では、有名になった「がんばろう石巻」の看板及び「ど根性ひまわり」を拝見しました。
根こそぎなくなってしまった南浜地区を、追悼公園に造成するという工事が行われていて、その広さに津波被害の恐ろしさを再確認致しました。
<伊達市(福島県)>
地震・津波により崩壊した福島第二原発の事故により、放射能汚染の危機にあった伊達市において、こども達の安全と風評被害を防ぐ為にこども達向けの「復興教育」についての学習を行いました。
*伊達市では、「放射線教育副読本」を教育委員会が作成して放射能に対する正しい知識をこども達に持ってもらう教育を行っていました。
*震災後のこどもの心のケアに注力しており、他県との交流移動教室やカウンセリングの充実、こども達の中での防災リーダーの育成等こどもに焦点を当てた施策を行っていました。
この動きは、「復興教育」から将来の「人材育成」に繋げるのが目的の一つとのことでした。
(石巻市画像)
(伊達市画像)