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バックナンバー 2013年 11月

11月は厚生労働省が定める「児童虐待防止推進月間」です。
この期間中公明党は、女性議員、青年議員を中心に「オレンジリボン街頭」と銘打ち全国で街頭演説会をさせて頂いております。

西宮市でも、11月21日のお昼にJR西宮駅南側フレンテ前、阪神西宮駅エビスタ前の2箇所で。
11月23日は、15時から西宮ガーデンズ前、阪神甲子園ららぽーと南側の2箇所で計4箇所でオレンジリボン街頭をさせていただきました。

さて、(児童虐待の現状は)
 児童相談所での児童相談対応件数は増加傾向にあり、2012年度は過去最高の6万6807件(速報値)となりました。これは、児童虐待防止法施行前の1999年度と比べて、約5.7倍増に当たります。
 増加の理由として、児童虐待への意識が向上し、より多くの相談が寄せられるようになったことが一因として挙げられています。
 しかし一方で、虐待そのものが増えている可能性も指摘されており、一層の対策強化が必要です。

(西宮市の現状)
虐待相談件数は、平成20年は475件で22年、23年は800件を超え24年723件と、5年間で大きく増加しております。

虐待の種別の多い順に、1、身体的虐待、2、ネグレクト、3、心理的虐待、4、性的虐待です。特に心理的虐待は20年から5年間で2倍以上に増加しております。
 また、18歳未満の子供への虐待は、7割が実母からの虐待である。
とのことです。

(今まで公明党が果たしてきた役割)
公明党のリードで2000年に児童虐待防止法が成立しました。
同法により、法律上初めて、虐待の定義が①身体への暴行(身体的虐待)②わいせつ行為(性的虐待)③養育の放棄(ネグレクト)
④心理的外傷を与える行動(心理的虐待)などと明確化され、虐待を発見した場合の通告義務も定められました。また、2007年の法改正では、児童相談所の立ち入り調査の権限強化などが実現いたしました。
 このほか公明党は、子どもや親の相談などに当たる児童福祉司を増員するための配置基準見直しや、親権の一時停止を推進するなど 一貫して対策の充実に取り組んできました。

さらに、虐待の未然防止へ、保健師らが生後4か月までの乳児がいる全家庭を訪問し、育児不安などの相談に応じる「こんにちは赤ちゃん事業」も地方議員と連携して全国展開を進めてきました。
その結果、11年度現在で92.3%の市町村が同事業を実施しています。
 西宮市としても「すこやか赤ちゃん訪問事業」として民生委員の方を中心に行っており、24年度におきましては、対象件数4,455件に対しまして3,944件へ行き89%の4ヶ月までの赤ちゃんのいるご家庭へ訪問が実現しております。

(今後の取り組み)
虐待の背景には、親の弧立や経済問題、産後うつ、望まない妊娠など、さまざまな要因が考えられることから妊娠、出産、育児に至るまでの、きめ細かな支援体制の構築を目指して参ります。

中でも、相談窓口や支援施設など関係機関の連携強化や、出産直後
の母子の心身をサポートする「産後ケア」の普及に取り組みます。

西宮市といたしましても、更に27年度から始まる新制度の一つの地域子育て支援事業を“子どもの命を守る”ことのできる事業となるようしっかりと推進して参ります。

(私たちにできること)

虐待の現場を見ることは、なかなか難しいかもしれませんが、普段から大人が地域の子どもを見守り、気遣う視点を持つことが何よりも重要だと思います。その上で、これは児童虐待であると思われる場合は、西宮市児童・母子支援課や児童虐待24時間ホットラインや警察、にご相談ご連絡を宜しくお願い致します。
また、市のホームページにも連絡先などの記事を掲載しております。

児童虐待は社会全体で解決すべき問題です。子どもたちの笑顔あふれる西宮へ私も更に頑張って参ります。
私もそうですが、子育てはストレスになったり、落ち込むことも多いです。
そんなときは、たとえ短時間でも子どもと離れて、少し自分がホッとできる場所へ行って「よくがんばってるな!」と自分に言ってみてください。
いつか必ず「お母さん産んでくれてありがとう」「育ててくれてありがとう」って言ってくれる時が必ずきます!!
私も子育て中!!がんばります。

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西宮市 竹尾ともえ