公明党参議院議員 新妻ひでき

新しい日本をつくる、新しい力!

対談録

伝えたい! ラグビーの素晴らしさ

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伝説的ラガーマン・坂田好弘氏と新妻ひできが夢の対談!!――“日本ラグビー史上、最も世界に近づいた男”と称され、昨年、日本人で初めてIRB(国際ラグビー評議会)の「殿堂入り」を果たした坂田氏。ラグビーの発展に日々尽力し、多忙を極める中、新妻との対談を快諾してくださりました。 “ラグビーの素晴らしさを伝えたい”との熱き思いが共鳴し合った語らいの一部を紹介します。

 

新妻ひでき氏日本人初のIRB(国際ラグビー評議会)殿堂入り、おめでとうございます!

坂田 好弘氏ありがとうございます。私一人ではなく、日本の多くのラグビーファミリーに授けられた栄誉だと思っています。

新妻私はタックル専門のフランカーでしたが、役割の異なるいろんなポジションがある点が、ラグビーの魅力ではないでしょうか。誰もが自分の能力に合うポジションを見つけられると思うのです。

坂田それに頭脳も大切ですね。常に自分と相手の動きを的確に計算しながらプレーできる選手は、仕事ができます。

新妻ラグビーは全身を使うスポーツなので、選択肢がとても多いですね。ボールを持ったら、そのまま走ってもいいし、パスしても、蹴ってもいい。それを瞬時に判断しなければいけません。

坂田そうですね。今この瞬間、何がベストのプレーかを考える。それがダメだったら、次はどうするかも考える。“何分の1秒”単位の判断です。これは社会でも役に立ちますね。私は、何をやっていても“決めるのが早いですね”と言われます(笑い)。

新妻よく分かります。私は“飛行機づくりの現場”で17年間働いてきたのですが、ラグビーの経験がとても役に立ちました。

「体罰」は「指導」にあらず

新妻ところで、坂田さんは大阪体育大学のラグビー部監督を36年間、務められました。昨今、スポーツ界では“指導者の体罰”が問題になっていますが、どう思われますか。

坂田私自身、体罰を受けたことは一度もないので、なぜ必要なのか分かりません。“試合に勝ちたい”という思いからやるのでしょうが、選手自身が勝ちたいと思わなければ、全く意味がない。プレーするのは選手ですから。選手の“内発の力”を引き出せずに、体罰に走るなんて「指導」ではありません。

新妻重要な観点ですね。坂田さんは、どのように指導してこられたのですか。

坂田一人一人の選手を「よく見る」ことを大切にしました。ダメなプレーも、いいプレーも見逃さない。“監督はいつも見てくれている”と気づくと、選手は手を抜かなくなります。

新妻坂田さんのご著作『心で見る』を拝読すると、ご自身も“よく見てくれる指導者”に巡り会われたようですね。

坂田はい。本当に感謝しています。指導者は選手の技術面だけではなく、練習態度や生活態度も含めて見ることが大切だと教わりました。

海外生活で「日本人」を自覚

新妻ところで坂田さんは26歳の時、ラグビー王国・ニュージーランドに半年間、留学し、同国の学生選抜や州代表選手に選ばれ、大活躍されましたね。

坂田本場のラグビーを経験できて、本当に良かったと思います。美しい芝生のグラウンドがあり、クラブハウスもある。試合後は、そこで両チームが交歓会をし、両キャプテンがスピーチをする。日本にはないものばかりです。“あぁ、日本にはルールブックしか渡ってこなかったんだな”と痛感しました。

新妻その後も坂田さんは、ラグビーを通して両国の懸け橋になられましたね。

坂田一人で海を渡ったのが良かったと思います。あの時、初めて自分が日本人であることを自覚しました。そして“日本に恥をかかせてはいけない”と頑張ったのです。その中で出会った多くのニュージーランド人とは、生涯の友情を結ぶことができました。

新妻真の国際交流を考えるうえでも示唆に富んだ、素晴らしいお話ですね。

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ラグビー発展のために人工芝を

新妻ところで、2019年のラグビーワールドカップ日本大会へ向けて、今こそラグビー復権のチャンスですが、普及のためには何が必要だとお考えですか。

坂田第一に「人工芝のグラウンドをつくることです。各地にラグビー専用グラウンドができれば最高ですが、まずは公立の学校のグラウンドを人工芝にして、地域に開放してもらいたい。そうすれば、ラグビーができる環境が広がります。

新妻確かに。日本には、身近にラグビーのできる場所がないというのが最大のネックですね。

坂田そうです。人工芝のグラウンドがあれば、いろんなスポーツができる。ラグビー経験者のお父さんやおじいちゃんが子や孫と一緒に楽しむこともできます。そうすれば、お年寄りも元気になるし、きっと医療費も少なくなりますよ(笑い)。

新妻大阪体育大学は坂田さんの陣頭指揮で、世界で初めてIRB認定の人工芝のラグビー専用グラウンドをつくられましたね。

坂田はい。人工芝はメンテナンスなしで約7年もつので、天然芝よりもお金がかからないし、楽です。それに、スパイクも傷まないし、ボールを磨いたり、ラインを引いたりする必要もなくなります。その分、練習時間が確保できます。

新妻そして何より、転んでも痛くない!(笑い)

坂田そうです! 海外では、土のグラウンドでラグビーをさせるなんて、ほとんど“拷問”ですよ(笑い)。地域の学校が人工芝のグラウンドになれば、子どもたちは思いっきり走り回れます。運動能力もアップします。そしてラグビーの普及にもつながります。

新妻いいですね! 人工芝のグラウンドを中心に、地域ぐるみでラグビーを盛り上げていければ、生涯スポーツの充実にもつながるでしょう。ぜひ実現したいです!

坂田新妻さんと話していると、ラグビーが大好きなのがよく分かります。嬉しいです。ラグビーを愛する人間として、新妻さんの挑戦を応援します。頑張ってください!

新妻ありがとうございます。ラグビーの発展のために、全力でトライします!

 

【坂田好弘氏のプロフィール】
1942年、大阪市生まれ。京都府立洛北高校でラグビーを始め、同志社大学時代に2度全国制覇。(株)近畿日本鉄道では、日本選手権で4度優勝。1968年、日本代表メンバーとしてニュージーランドに遠征し、オールブラックス・ジュニア(23歳以下代表)を相手に4トライの大活躍で、大金星をあげる。翌年、単身で同国に留学し、カンタベリー州代表として活躍するなど、ラグビー王国に名を轟かせた。ポジションは左ウイング。日本代表キャップは16。
 1977年、大阪体育大学ラグビー部監督に就任し、2013年3月に引退するまでの36年間で、関西大学Aリーグを5度制覇、全国大学選手権ベスト4入りも3度。
 2012年6月、日本人初のIRB(国際ラグビー評議会)ラグビー殿堂入りを果たす。その選出理由には「1960年代の世界で最も優れた選手の一人で、おそらく今日に至るまで日本で最高の選手」と記されている。


『ものづくり』で日本の再生へ
(2013.4.28公明新聞より転載)

専門技術を生かし日本のものづくりを支える技術士。この技術士(航空・宇宙部門)として長年活躍している中山直樹氏と今年3月に総合技術監理部門の技術士試験に合格した公明党の新妻ひでき参院選予定候補(比例区)、技術士補(建設部門)の資格を持つ伊藤渉衆院議員の3人が「ものづくりで日本を再生」をテーマに熱く語り合いました。

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技術士はものづくりのエキスパート

中山直樹氏新妻さん、技術士の総合技術監理部門の試験に合格されたそうですね。おめでとうございます。

新妻ひでき氏ありがとうございます。2度目の挑戦で今年3月、合格することができました。中山さんをはじめ多くの技術士の先輩方から温かい激励をいただいた、おかげです。

伊藤渉氏私は鉄道会社に11年間勤務し、駅周辺の都市開発などに携わりました。その間に、技術士を補佐する「技術士補」(建設部門)の資格も取得しました。

中山技術士と技術士補はともに国家資格で、技術士は「専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務を行う者」(技術士法)と定められています。

新妻機械、航空・宇宙、化学など、科学技術のほぼ全ての分野を網羅する21の部門に分かれ、技術士の人数は、約6万人といわれています。

伊藤中でも新妻さんが合格した総合技術監理部門は、技術士の最高峰です。幅広い知識を持ち、多分野に及ぶ技術的課題に対応できると認定された、まさに“ものづくりのエキスパート”です。

中山ただ、技術士は一般の方にはなじみが薄いようで、よく「どんな仕事をしているのですか」と聞かれます。

新妻私や伊藤さんもそうでしたが、多くの人は製造会社などに勤めています。そこで、専門知識を生かして研究や設計、分析などをリードし、技術の発展や安全管理などに尽力しています。

中山日本は、技術士をはじめ多くの技術者が現場で試行錯誤を積み重ね、世界に誇る「ものづくり大国」に発展しました。そして今、長年にわたる不況と東日本大震災という試練を乗り越え、「ものづくり大国」を再建する時です。技術士である私たちも、新たな使命と責任を感じています。

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ものづくり産業の現場を視察する新妻氏(中)

防災力の強化へ新しい知識と技術が必要

伊藤公明党は、東日本大震災を教訓に「防災・減災ニューディール」を推進しています。これは老朽化した社会インフラ(道路や橋、水道管、堤防、トンネルなど)を総点検し、危険度が高いものから優先的に修繕していくものです。緊急経済対策や今年度予算で財源を確保し、現在、各自治体で点検作業が進んでいます。

新妻“新しいものをつくる公共事業”から“今あるものを整備し、命を守る公共事業”への転換ですね。これを成功させるには、これまでの経験に加え、新しい知識と技術が必要になります。私も技術士として、新しい知識を取り入れるために何ができるかを真剣に考えながら、行動していこうと決意しています。

中山全国には、自分の能力を生かして、社会に貢献したいと思っている技術士は数多くいます。被災地でも、建設や環境分野などの専門知識と技術を持つ技術士が、もっと力を発揮できる場があれば、復旧・復興が大きく進むでしょう。阪神・淡路大震災でも、技術士のメンバーが被災地に駆け付け、有り合わせの材料で簡易トイレをつくったり、水の浄化作業に当たるなど、活躍したと聞いています。

新妻さらに、大規模災害が発生した場合でも、自治体や企業が最低限の事業を続けられるように策定する「BCP(事業継続計画)」の普及にも、多くの技術士が尽力しています。

伊藤また、自治体が防災会議などに、技術士の参加を求めるケースも増えはじめているようですね。

中山そうしたさまざまな場面で、技術士の専門技術と応用力を生かすことができれば、うれしいです。防災・減災力を高める都市計画づくりなど、技術士が力を発揮できる分野は、まだまだあると思います。

技術者が喜んで仕事のできる社会を

新妻さまざまな産業の現場では、科学技術の進歩によって高性能な製品が作られている一方、製造や管理の仕組みが複雑化し、安全対策の構築が間に合っていないという課題もあります。

伊藤例えば、東京電力の福島第1原子力発電所では、東日本大震災による津波で電源が喪失したり、汚水処理が進まなかったりと、原子力の分野だけでは解決できない課題が浮き彫りになりました。

中山そうした複雑に絡み合った多分野に及ぶ課題には、専門分野に特化した技術者だけでは十分に対応できません。例えば、総合技術監理部門の資格を持つ技術士のように、幅広い分野にわたる知識と応用能力を持った人材が必要となります。

伊藤そのためには、国が積極的に、多様な産業分野の「人と人とを結び付ける場 を提供するなど、新たな施策が重要になると思います。そうした施策を、私は先日、衆院予算委員会で安倍晋三首相に訴え、首相も理解を示していました。また、今月11日には、公明党として科学技術イノベーション(技術革新)政策の司令塔機能強化に関する提言を、政府に申し入れました。

中山重要な観点です。ものづくりの発展には、常に技術革新と人材の育成が欠かせません。

新妻いずれも、国が主導して取り組むべき課題だと考えます。そうした問題意識から、公明党は、人工多能性幹細胞(iPS細胞)などを利用した再生医療技術の実用化も協力に推進するなど、科学技術の発展にも尽力しています。

中山ものづくり産業、科学技術の発展は、日本再建への後押しになります。技術者が喜んで仕事のできる社会が築かれていくことを期待しています。

新妻私も技術士の立場から、できる限りのことに挑戦し、伊藤さんと共に「ものづくり大国」の再生に全力で取り組んでまいります。