昨日27日、足立区議選で次点で惜敗した公明党所属の滝上明さんが、足立区選挙管理委員会に最下位当選者の当選無効を求める異議申出書を提出したとの報道が朝日新聞、毎日新聞などで紹介されておりました。
最下位当選者と滝上さんとの票差は1.196票で、今回の選挙で無効投票数7,118(白票4,288、その他2,830、不足票数7。)となっており開披再点検がなされ、滝上さんへの有効票、または最下位当選者への無効票が2票発見されれば滝上さんが当選する可能性が出てきます。
今回の統一地方選挙で、神奈川県相模原市選管が5月24日、4月12日施行の同市議選南区選挙区(定数18)で0・661票差で次点落選した候補者の異議申し出を認め、無効票の中から有効票1票が見つかり0・339票上回り最下位当選者と入れ替わって繰り上げ当選する可能性がでてきました。逆転された候補者が県選管に不服申し立てをし、さらに県選管の決定を不服として東京高裁に提訴した場合、法的に確定するまで当選は確定しません。
報道によれば、足立区選挙管理委員会事務局が異議申出を受理し6月2日に選挙管理委員会に報告し30日以内に対応を決定するとあります。
開披再点検となれば公職選挙法に基づき、選挙管理委員会、異議申出人と利害関係人に係る人それぞれ3人までの立会いをもとに投票用紙の再点検がなされます。
相模原の場合は落選した同姓の候補者2人の得票数とあん分票、無効票について、再点検がなされました。
いずれにしても、今後の経緯を見守るしかありませんが、逆転勝利を期待したいと思います。