地域の「居場所」をつくり、はぐくむ
2024年4月に孤独・孤立対策推進法が施行される。他者との「つながり」を感じる場所を「居場所」と言い換えると、家庭や職場や学校に自分のそれがない事に悩む人は少なくなく、理由もそれぞれであろう。「居場所」がないことは、自殺やひきこもり、虐待などの原因にもなり得る。つまり、居場所の存在は孤独・孤立の解消だけにとどまらず、地域における様々な問題の発生を未然に防ぐことにつながる。といった開催趣旨で公開講座が開催された。
社会活動家でNPO法人むすびえ理事長 湯浅 誠氏の講演の後には、豊中市社会福祉協議会事務局長 勝部 麗子氏などのパネルディスカッションの「都市問題」公開講座に参加しました。
家庭や職場や学校など居場所となり得る工夫や努力することにより、「何処も」、そして目的としての居場所づくりによる「何処か」の居場所づくり。「何処も」と「何処か」の居場所づくりが求められている。それは「社会づくり」そのものであること。SDGsも言い換えれば、私たちが未来にとって良い祖先になることだとの主張は印象に残った。
子や孫やひ孫にお金や土地や家を残すよりも未来へ残す大切なものが問われていると思いました。