四日市市議会議員 中川まさあき

庶民の中へ、真っ先!まさあき!

子どもにとって最善の教育環境とは?

未分類 / 2015年2月12日

子どもたちにとって、最善の教育環境としての学校規模、学級規模等について、教育民生常任委員会内で議論してきました。今般、比較的小規模校と大規模校を抽出して、各々の学校へ委員会が出向いて意見交換をしました。
各々の学校規模の学力定着、人間性の育成、友達との人間関係、学校行事、クラブ活動等におけるメリットとデメリット。また、教職員が学習指導、日常業務の負担、教員間の情報共有、スキルアップにおけるメリットとデメリット。また、保護者や地域の視点からのメリットとデメリットについて議論をしました。
小学校と中学校とは事情は違うとは思いますが、小規模校も大規模校も双方にメリットとデメリットが混在し、デメリットをカバーする方策に知恵を出す必要があるのではと思いました。ICTの活用や運動会等の合同開催などが考えられます。
但し、教育環境として大きな課題は教員の人員数ではないかと思います。小規模校は、学級数に応じて教員数が配置されますが、学級数が少ない学校の少ない教員数しか配置されないと緊急時、災害時の対応や事務的負担の過多において影響があります。教員同士の切磋琢磨においてもある程度の教員の人員数がある方が好ましいとも考えられます。しかしながら、教員の配置基準は定められており、それ以外は市単独予算にて加配しなければなりません。明快な答えを出せていませんが、子どもたちにとって最善の教育環境とは何か?その争点はどこにあるのか?費用はどうか?選択肢は?
少子高齢化と人口減少の中で、しっかりと見極めていかなければならないと思います。経済的格差を痛感する昨今、子どもたちの可能性を開花させるために教育施策の充実と質的向上が欠かせないと思います。四日市市に生まれてきてくれた全ての子どもが、四日市市で生まれ、育ったことを喜んでもらえる施策展開ができるように取組まなければならないと痛感しました。