名古屋市会議員 さわだ晃一
(西区)

時代を見つめ、次代を変える。

里帰り出産の負担軽減を

未分類 / 2017年6月28日

 名古屋市では、乳児一般健康診査をうけやすくするために母子手帳の別冊に受診券を付けてこれを促しています。母子健康手帳
 名古屋市内や愛知県内の医療機関で、この受診券を出せば、原則、無料で受診できます。
 
 しかし、制度上の課題として挙げられるのは、いわゆる里帰り出産をされた親が愛知県外の病院で乳児一般検診を受けた場合です。
 この場合、医療機関の証明か領収証などを付けて名古屋市へ請求すれば、市が決めた上限額4,719円までは請求した本人にお金が支払われるのですが、上限額を超えた分については、個人で負担しなければなりません。

 ここで上限額の他都市比較をしてみると、
 繰り返しになりますが、名古屋市では、4,719円が上限。
 政令市中トップの相模原市の場合は、7,960円。
 次いで、さいたま市が、7,365円となっています。
 何と最大で3,200円以上も差があり、名古屋市が全国の政令市のなかで最も金額が低いことがわかりました。

 ちなみに、名古屋市民で里帰り出産した方は、年間2,063人(平成27年度実績)もおり、見過ごすことができない課題だと強く感じています。
 乳児一般健康診査事業を行っている子ども青少年局は、この課題を改善するため市長に対し予算要求を行っていますが、未だに予算は増額されていません。

 今年の3月、この課題を常任委員会の予算審議で取り上げましたが、再度、場面を変えて質していきます。