陸前高田市の視察(3月22日~23日)

私の陸前高田市へ視察を行った第一の目的は、まだ一度も現状を見ていないという点からともかく先ず現地を見ることを最優先にいたしました。

陸前高田市の主な災害現場などを見ながら自分の身体に想像を絶する津波被害を叩き込んでくることが最大の目的です。

したがって、何かを調査するというよりは、まず、現状をしっかりと見ることを主眼にした視察であります。

10:00 陸前高田市役所着

・陸前高田市の菊池企画部長と面談し、お見舞いを申し上げました。

・名古屋市の派遣職員、企画政策課・井下さん等と面談し労をねぎらうとともに、来年度の交代の職員を激励する。

・仮庁舎内で仕事をしている本市の派遣職員を激励に回る。

一人一人と挨拶し、派遣職員としての勤めに感謝の気持ちをお伝えする。

11:15 陸前高田市役所発

・昼食の時間を前後して市内の被災現場を視察する。

・陸前高田市災害ボランティアセンターを視察する。

「私は、昨年5月のゴールデンウィークに宮城県七ヶ浜町で災害ボランティア活動を行ったことから被災地でのボランティアの活動に対しては特段の思いがあります。ボランティアは自己完結でやって来て被災地への支援をしています。こうしたボランティアについて本当に感謝しなければいけないことなどを昨年6月の市議会本会議の質問の中で取り上げ絶賛させていただきました。また、質問の内容から9月定例会で補正予算が決まり、被災地でのボランティアセンターでの現場研修や被災地でのボランティアの活動実態の調査などが予算化されました。本市の災害ボランティアコーディネーターが現場研修に参加できスキルアップすることができました」

陸前高田のボランティアセンターでは社会福祉法人陸前高田市社会福祉協議会の事務局次長兼災害ボランティアセンターの所長をしている星 拓史さんと挨拶。そこで、私から何か困ったことはありませんかとお聞きしたところ、3時過ぎに活動を終えて帰ってくるボランティアの皆さんに食べていただく茶菓子が不足しているとの要望については、即座に対応しました。名古屋市の市民経済局と連携し、仮設住宅の被災者の皆さんに茶菓子を差し入れるという活動をしている名古屋のNPO法人にお聞きしたところ、被災地で活動しているボランティアに茶菓子を提供することはOKとのご返事をいただき、現在話が進んでいると聞いています。

陸前高田のボランティアセンターに大変、喜んでいただきました。

12:15 マイウスを視察

・来年度から本市の職員が宿泊する施設であり、市役所から10分ほどの近くで通勤が大変便利になります。

12:35 旧市役所を視察

・テレビなどで何度も見た市役所と斜め前にある市民会館、大勢の職員や市民が避難所になっていることから、そこへ避難して津波にのみ込まれてお亡くなりなった大変痛ましい施設として拝見させていただきました。

・旧市役所の正面にはお線香が灯っており、多くの方がお参りに来た様子がよくわかります。

・市役所の内部は津波が来たままになっており書類などもそのまま散乱していました。役所の中に車が流されて置いたままになっており、被害の凄まじさを感じました。

12:55 陸前高田の一本松を視察

・有名になった一本松を見ましたが、よくこの津波に耐えたものと敬服しました。復興のへのシンボルとなることを願っています。

13:25 ガレキ破砕場所を視察

・分別されたガレキが山のように積まれておりこのガレキを受け入れていただけるよう全国に呼びかけていますが、まだ明確な受け入れ場所は決まっていないようだ。

15:00 摺沢の現地連絡事務所、富二屋旅館を視察

・現地連絡事務所では2人の本市職員が派遣職員と陸前高田市との連絡や調整を行っており、零下17度Cにもなる真冬の中をよく頑張っていた。

・大変親切な旅館の女将さんと挨拶。1年間の名古屋市の派遣職員の宿泊を始め、朝夕の食事などいろいろと面倒を見ていただき心から感謝申し上げました。

16:00摺沢を出発し帰路へ

17:05一関発、名古屋へ

視察を終えて

陸前高田市の視察では嫌と言うほど大自然の脅威と、もの凄さを感じました。しかし、わたくしは、最大の脅威はこうした自然界の摂理を知っているようで、命の底で忘れかけてしまった人間の「油断」ではないかと思います。もう二度とこんな悲しみと悲惨さを繰り返してはいけないという思いを深くいたしました。

今後、陸前高田市の発展を始め地震災害にあった東北地方の復興に全力を注ぐと共に、私たちの地域における東海・東南海・南海地震に対する減災、防災に取り組んでまいります。

東日本大震災でお亡くなりなった皆さまのご冥福を心からお祈りいたします。

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名古屋市 木下優
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