1月18日(水)、鹿児島県日置市の医療法人誠心会グループの運営する高齢者福祉多機能施設「ふきあげタウン」を会派議員団で視察しました。
昨年10月にスタートした同施設には、グループホーム・小規模多機能ホームが1階に配置され、2・3階には適合高齢者専用賃貸住宅「希(のぞみ)の里」が開設されています。同建物内には訪問介護・看護の各ステーションも設置されており、さらに同施設の経営主体である「ゆのもと記念病院」や「前原やすしクリニック」が隣接していることから、24時間医療連携体制を提供できる、まさに多機能の福祉施設といえます。

   前原理事長(右)の説明に聞き入る議員団

高齢者向けの賃貸住宅は、各地域で増えつつありますが、「希の里」で特徴的なのは、全国でも例がない独自の家賃減免制度です。
入居者の経済状況に応じ、7段階の料金体系が設定されており、生活保護受給者より所得が低い高齢者の場合、家賃が0円となることも。(ただし、食費や光熱費などの実費の一定金額は別途必要)
減免措置の査定は地域の民生委員などで構成する審査委員会が担っており、第三者機関として公平な審査を行っています。なんといってもすごいのは、この減免制度自体は自治体からの助成を一切受けずに病院経営の収益を財源として行っている点です。
誠心会グループの前原くるみ理事長によれば、「医師として介護や福祉の現場に携わっていくなかで、助けが必要なお年寄りの皆さんが1人であっても活き活きと安心して暮らせる施設は創れないものかと以前から考えていました。」とのこと。前例がない取り組みであるため、どうすれば実現できるか光明が見出せないでいたところ、話を聞いた公明党の秋野参議院議員と鹿児島県議が連携し後押ししたことで、国の事業として認められることになったそうです。
いずれにしても、自らの信念を貫き、同施設を立ち上げた前原理事長のその熱い思いにはただただ感服いたしました。
高齢者の貧困化が進む中で、「ふきあげタウン」のような地域貢献の取り組みが全国で実現できるよう、仕組みづくりが必要であると感じました。

  前原理事長(中央)を囲んで

前原理事長、石合施設長をはじめ誠心会グループのスタッフの皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。

コメントは受付けていません。