厚生労働省の先進医療会議は14日、脳脊髄液減少症に有効とされる「ブラッドパッチ療法」(硬膜外自家血注入療法)について、同症の一部である脳脊髄液漏出症で保険適用が「適切」と判断した。今後開かれる中央社会保険医療協議会(中医協)で了承されれば、4月から保険適用となる。
 脳脊髄液減少症は、交通事故などで受けた体への強い衝撃により、脳脊髄液が漏れて頭痛や目まい、倦怠感などの症状が複合的に現れる病気。
 ブラッドパッチ療法は、患者自身の血液を注入して漏れを防ぐもの2012年に、厚労省研究班が作成した画像診断基準に基づいて漏れが認められる脳脊髄液漏出症で「先進医療」に承認された。これにより、同療法以外の入院費などには保険が適用されている。
 この日の会議では、同療法が14年7月から1年間で577件実施され、82・7%で「有効」だったとの結果が示された。また、審議前に3人の評価者が行う事前評価でも、6段階の中で最も高い「総合?」を得たことが公表された。さらに審議では、小児についても、一定の医学的基準を満たす場合は保険の適用が適切であると評価された。
 脳脊髄液減少症は症状が外見から判断できず、医療現場でも理解が進んでいない。治療に数十万円掛かるなどの負担もあり、患者やその家族は心身ともに大きな苦痛を味わってきた。このため公明党は、患者団体と連携し、研究の推進や先進医療の承認などを後押し。患者団体の要望にも同席し、政府に保険適用を強く求めてきた。また、地方議会でも同症の周知、啓発などに取り組んできた。
 会議を傍聴した同症患者・家族支援協会の中井宏代表理事は「活動を始めて14年になるが、患者や家族、研究班とともに、公明党の国・地方のネットワークによる力添えがあったからこそ、ここまで来た。中医協の議論をしっかりと見守りたい」と語っていた。患者の会の皆さん方とも公明党は一貫して治療法である「ブラットパッチ療法」を保険の対象にするよう求め、会の皆様とともに署名運動に取り組んできた。

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