Archive for 2012年 8月

長野市で施設白書をつくるに当たり、どのような内容や取り組みが重要か先進地に学ぶ。倉敷市ではフアシリテイマネージメント(FM)(企業や団体等が組織活動のためフアシリテイ(施設やその環境)を総合的に企画・管理・活用する経営活動)を導入。公共FMでは、フアシリテイを公共財産として①経済的なコストで②長期にわたって③良質な品質を④最少必要なものをタイムリーに提供することを目標にしている。倉敷市では4400棟の施設のうち耐震基準を満たしていない築50年を超えたものが66%にもなる状況が取り組むきっかけに建物ライフサイクルの修繕・改修費は、新築費用に相当することから倉敷市の毎年の修繕・改修費を試算。年平均83億円にもなるとの推計が明らかに、今の建物修繕費総額は年14億円とかけ離れている現状に今度の対策が急務だと認識。平成19年には認定FMマネジャーを民間企業から採用平成20年には施設管理業務支援システムを導入公有財産(建物)資料の一元化、長期修繕計画の作成、修繕履歴平成21年には財産活用課を設置平成22年公会計管理システム導入平成23年長期修繕計画室新設また、職員のコスト意識醸成のため、建物の簡単な修繕(塗装など)を研修し、簡単な塗装など職員で実施成果を上げている。職員はプロではなく、数年で部署も変わる、補完するためにもプロの採用はこれからの自治体経営の中では大変重要だと感じた。また、長野市では施設白書を作成中だが、その中身がどういうものなのか、市民に理解が得られる内容に作り上げていくことが求められる。この点も大変参考になった。

 介護支援ボランテイア制度 65歳以上の高齢者に本人ができる(話し相手や配膳など)ボランテイアを介護施設などで参加してもらい、それにポイントをつけ、最高で年間5000円までポイントを換金。共助を市が奨励し、支援する仕組み。介護保険第1号保険者のうち介護認定を受けていない方が対象。10月から発足の22年度は482人が登録ポイント換金は148人総額22万円、翌年の23年度が536人の登録で362人が95万を換金、今年度は今のところ457人が登録とのこと、年々登録者が増えている。この登録は毎年登録する必要があるが、ポイントを換金してもらう年度末に行うことでスムーズな移行ができる。これまで登録している人の1割がはじめてボランテイアに参加。着実に社会参加の広がりを感じた。自分の出来ることを楽しんでボランテイアができ、生きがいづくりになっていることがアンケート結果からも明らかに見受けられた。介護施設などでは、ちょっとした人手を補うこともでき事業所などでも歓迎されている。何といっても65歳以上の高齢者の介護予防にもこの制度がなっている。高齢化の進行が一層進む中、このような施策の展開は、長期的にみて大変重要で、ぜひ長野でも実施していけるよう取り組んでいきたい。

生活介護支援サポーター養成事業高齢化が進展するなか、高齢者の日常生活を支える人材を地域で育てることは大変重要。受講修了者がスムーズに地域の高齢者の支援に取り組めるような仕組みがあれば、確実に地域福祉の広がりにつながると感じた。ひとり暮らしや夫婦2人暮らしの高齢者が長野市でも増えている中、地域で暮らし続けられるよう生活をサポートしくことが求められている。その人材育成の手法として大変参考になった。

 いじめ対策 生徒の力でいじめをなくす―いじめ防止プログラムとスクールバデイの取り組みー藤沢市教育委員会とNPO法人湘南DVサポートセンターと協同の取り組みで行われている本事業は、いじめの問題が社会的に問題になる中、当事者の生徒を人材育成し、それぞれの学校で「いじめ撲滅」のために活動している。大変ユニークな内容いじめ問題は難しい問題だが、教師や学校が抱え込むことなく、外部の専門家を学校に入れることにより、風通しの良い環境になり、生徒同士でいじめの未然防止ができ、生徒の人間力向上にもなっている。本市では、スクールソシャーシャルワーカーやスクールカウンセラーが何校かを受け持って巡回相談など実施している。まさに個人技であるだけに藤沢市の様なNPO法人のプロによる人材育成の研修など積極的に行っていくことも考えられる。外部プロと行政も上手に連携することの大切さを実感した。 

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長野市 小林秀子
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