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武蔵野市小中一貫教育検討委員会 第3回 を傍聴

小中一貫教育 文化・教育 / 2017年9月15日

2017-09-14

小中一貫教育検討委員会を傍聴しました。全体の内容については、要録を待ちたいと思います。私が気になったところを書いておきます。

 

冒頭、学芸大学の松田恵示先生の「これからの家庭教育支援における学校の役割」についてお話がありました。

家庭が孤立する傾向にある現代において、学校、社会教育、家庭、社会福祉の分野が、学校をプラットホームとして、協働しながらチームで課題解決にあたる必要がある。

ただ、地域住民の協力という部分で、人材の固定化がおきているのではないか。。。様々な役職の方をあげて協力を仰いでも、実際は同じ人が担っていることもある。とのことで、これは、おおいに起こっていることだと思います。

 

ワーキングチームの論点整理から

http://www.city.musashino.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/015/658/shouchuuikkanWT_ronten.pdf

 

・9年間の子どもの育ちや学びを支える福祉機能の充実

・9年間の教育活動を保障するため、元校地を第2校地として活用

・「開かれた学校づくり協議会」を発展させた学校と地域との協働体制の確立

以上3点について意見交換

 

福祉的な視点から、9年間一貫して見られることはおおむね好評化

物理的なスケールメリットについて

例えば、

プールや体育館を統一して機能を充実できるとか養護教諭が2人になるので、安心であるとか、SSWを常駐させられるということがあげられていた。

一方で、課題としては

教員の配置については、公募制ではないので、希望しないのに小中一貫校に配置されてしまうとか

PTAや青少協等も9年間というのは、重たいのではないか

中学校側に、大きな変化がある

中学生が半数になったとき部活は維持できるのか

等の意見がありました。

最後、委員長より、

文科省は、大学受験、高校受験の体制を変えようとしている。部活についても地方ではすでに難しくなっているので、いままでの方法を維持できないのではないか。

教育全体が変わろうとしている中で小中一貫教育について検討するのは難しいことではあるが、やりがいのある仕事となる。とのことでした。

話し合わなければいけない事柄が多岐にわたるので、検討委員会を追加してさらに議論が続けられことになりました。

子どもたちにとって一番いい方向に進むよう、見守っていきます。

 

文教委員会-2017年9月-

文化・教育 議会、委員会 / 2017年9月12日

2017-09-12

正確なやり取りは、議事録を待つこととし、私が発言した要旨を中心に書いておきます。

◆補正予算

私立幼稚園における一時預かりに、東京都の補助金がつくため

武蔵野市の補助金は、250日/年 以上預かりを実施している3幼稚園

今回、230日/年程度預かりを実施している3幼稚園に都の補助金がおりることになった

 

〇新学校給食桜堤調理場(仮称)基本設計に関する補正予算

2017-09-12桜堤調理場基本計画

武蔵野市の人口推計が平成26年より上ぶれしていることが、平成28年の推計でわかりました。このままでは、「平成30年あたりから給食が足りなくなる!」ということで、急いで、新給食施設の建設を行うこととなりました。建設費は、概ね25億円程度と予想されており、このような、大きな事業を大急ぎで行うことに違和感を感じるととともに、桜野小の2回の増築、大野田小の増築と1年たたないうちに学区変更の話が出ていることから

人口推計がなぜここまで外れるのかということが追及されました。

<人口推計について>

※コーホート要因法:人口変動の要因(出生、死亡、人口移動)の仮定に基づいてコーホート毎に将来人口を推計する

問)人口推計とは、そもそも、国の人口動向などを見たりするときに使われるもので、大きな流れはわかるが、あまり狭い地域で行うと誤差のほうが大きくなってしまうので、データーがどの程度の確率で、上ぶれ・下ぶれするのか、もう少し現実的に確立は確立として、示せないか。

また、上ぶれ・下ぶれした時の対応策も初めから考え、説明する必要があるのではないか。

 

問)平成26年の人口推計の費用が3,218,400円 給食施設は、25億という概算だから 調査費は、0.13%程度である。今後、公共施設の更新に向けて、毎年推計をとってもいいのではないか。

答)検討する

 

<「小中一貫教育」との関連>

問)現状は、現在の小中施設別で基本設計ということになると思うが、平成29年度末に「小中一貫教育」の方針が出、施設一体型と決定された場合は、基本設計を変えるのか。

答)基本設計は、平成30年6月くらいまでかかるので最初のスペックから変更はできない

<公共施設マネジメントの視点から>

問)需要に見合う施設にしなくてはいけないと思うが。どう考えるのか

答)P20 中期的な視点

規模の縮小、多機能化等を見据えた提案にしていく

 

例えば、始めから、1200食のラインを5系統作るとか、汎用的なものを

作り後で別の用途で使えるようにしていただきたい

 

〇調理器具の耐久年数はどのくらいか?

旧施設の鍋などの備品の販売やリサイクルは考えていないのか

答)耐久年数は、器具によりまちまちだが、高価なものなので、リユースできるものはリユースしていく

 

以上、質疑のあと討論

人口推計に関して、ブレて当たり前なので、点の対応をしないで頂きたい。

そして、公共施設マネジメントを進めてきた武蔵野市だからこそ、10年で約2000人増え次の10年で元に戻るという大きな児童生徒数の変動に対しても、ムダのない公共施設マネジメントで対応したと20年後の皆さんから言っていただけるような、新給食施設を建設して頂くことを希望し、賛成とします。

 

 

行政報告

子育て応援サイト「むさしのすくすくナビ」運用開始

平成29年10月1日より運用開始

市の子育て情報を、伝える

予防接種のスケジュール管理ができるなど

 

私からは、

問)渋谷区でやっているLINEにより、個々の質問を聞き、AIが答えるような

利用者の声を聞くシステムは入れられないか

答)今後の課題

 

「むさしのすくすくナビ」詳細は下記

http://www.city.musashino.lg.jp/kurashi_guide/shisetsu_jigyo/1017410.html

2017-09-12むさしのすくすくナビ

第9回 教育委員会 定例会を傍聴致しました

文化・教育 / 2017年9月8日

2017-09-08

◆議案 大野田小学校の学区変更方針について

担当課より、関係団体に随時説明を行っているが、まだ全部終わったわけではないとのこと。教育委員さんからは、「子どもたちにとって何が一番いいのか」ということを最優先に考えて頂きたいということ等発言がありました。説明が全部終わってから審議したほうが良いのではないかということで、今回は、採決を行わないこととなりました。

 

報告事項

〇市議会定例会に出されている補正予算

本宿小・第3小の給食設備改修  10,736,000円

桜堤給食調理場建替え基本設計 13,440,000円

急速な児童・生徒の増加が予想されるため、前倒しで、桜堤給食調理場の建替えを行う。

平成33年度中の竣工を目指しているため、できることはどんどん進めるという方針。

 

〇主要事業業務の状況報告

様々報告がありましたが、印象に残ったところだけ書き留めます。

・ICT化を積極的に進めて頂いている感じを受けました

・今年度から始まった特別支援教室で先生が巡回するようになったことに関しては、始まったばかりなので、まだまだフォローアップが必要なのかなと思いました。

・SSWの活用や、不登校対策、いじめ防止については、注意深く見守っていきたいと思います。

9月の定例会での一般質問の通告を行いました

議会 高齢者支援 / 2017年9月1日

2017-08-30

9月5日開会の第3回武蔵野市議会定例会で、交通弱者に配慮した交通体系を構築することで、介護給付の抑制、また、高齢者だけでなく、全ての方にとって、日本一便利なまちに出来ないだろうか。また、そのデータをとっていくことで、超高齢化社会に挑戦するすべての自治体の模範になれないだろうかという趣旨です。詳しくは、以下のとおりです。

インターネット中継もございますので、ぜひ、ご覧ください。私は、11番目ですので、9月6日の午後くらいだと思います。

http://www.musashino-city.stream.jfit.co.jp/

 

1 件 名  ユニバーサルデザイン(UD)のまちづくりで健康寿命の延伸を目指すこと等について

(要 旨)

1、超高齢化社会におけるムーバスについて

  • OD調査は、各路線でどの程度の頻度で行っているのか、過去の調査年度を伺う。また、ムーバスの費用対効果や、利用者の実態を知るためにも長期計画などの時期に合わせて定期的に実施し、データを公表していただきたいが、見解を伺う。
  • ムーバスは、1995年日本で初めて、民間バスが運行できない、交通空白・不便地域をなくし、高齢者やお子様連れ等交通弱者の方々が気軽に出かけられるように福祉的事業として始まり、現在、年間五千万円前後の補助金を入れ、市内を網の目のように運行していただいている。

いち早く、人口密集地に、コミュニティバスを走らせた先見性は大きく評価するところであるが、ムーバスを運行したことで、高齢者の外出促進や介護予防などに効果があったと考えるか。市として、福祉的な視点からムーバスの効果を検証したデータはあるのか伺う。

  • OD調査の結果や市民要望等から、今後、ムーバスの路線を総合的に見直すお考えはあるか。もし、あるなら、どのくらいのスパンでお考えか伺う。

 

2、ユニバーサルデザイン(以下UD)のまちづくりで、介護予防・健康寿命延伸を目指すことについて

  • 65歳以上の方で、障害者手帳の対象や福祉車両の対象にならないが、歩行に困難を抱えている方々の要望は、高齢者支援の現場で掌握されているのか。どの程度の人数とお考えか伺う。

 

  • 介護予防を進めるためには、まちづくりの視点からの配慮も重要であり、高齢者支援の部門とまちづくりや公共交通を考える部門との連携が必要であると考えるが、現在、連携はどの程度の頻度で行っているのか。まちづくりや公共交通の事業計画に福祉の視点は、どのように反映されているのか。福祉部門から、UDについて随時意見を述べることは可能なのか伺う。
  • 2025年問題を考えるとき、高齢者に、1日でも長くご自宅で、元気に楽しく過ごしていただくことが重要であると考えます。

武蔵野市の地域包括ケアシステムでは、「いつまでもいきいきと健康に」ということで独自事業も多く積極的に取り組んでいただいていることは、高く評価致します。その中で、移動サービスとして「ムーバス」と「レモンキャブ」が取り上げられておりますが、ムーバスの設計では、バス停から半径300mは交通空白地域ではないということになります。しかし、さまざまな要因で300m歩くことが困難な方々が、外出を控え外出頻度が減ることにより、介護度が上がっていくことは望ましくないのではないか。「ムーバス」の利用に不便を感じている高齢者等に対して、どのような支援をお考えか伺う。

  • デイサービス等は、送迎がありますが、デイサービスに行きたくない高齢者の方もいらっしゃいます。外出の「目的」を画一的に提供することだけではなく、高齢者自身が自由に「目的」を設定し、自分の行きたいところに移動できるような、UDに配慮した公共交通が整備されれば、高齢者はもちろん、全ての方々がより質の高い生活ができると考えますが、「ムーバス」路線よりさらに細かい部分を担う公共交通についてのお考えを伺う。

『都市計画マスタープラン』p17、「福祉移送サービスだけでなく新たな公共交通も含め検討し、地域公共交通ネットワークの向上を図ります」との記載があるが、具体的な構想は始まっているのか伺う。

  • 「武蔵野市高齢者福祉計画・第6期介護保険事業計画」P101において、2025年の介護保険の給付費は140億と推計されており、そのため、「居宅サービスを重視し、一層の介護予防及び重度化防止を図っていく必要がある」とあります。介護予防は、高齢者本人にとっても、行政にとっても非常に重要な課題であると考えます。この給付費が1%抑制できても1.4億円の抑制となります。高齢者が集まって体操などを行う等の従来型のモデルに固執することなく、武蔵野市が世界一のUD都市につくり上げていくことで、全ての人が自身の生活の質を上げることにより、高齢者の介護予防にもつながり、介護保険給付を抑制するモデル都市となることはできないでしょうか。

使わなかった費用を算出することは困難でありますが、UDのための事業費と介護認定者数の予測からの下振れや介護保険の給付費の推計との差などから、市全体の傾向は見えてくるのではないでしょうか。見解を伺います。