武蔵野市小中一貫教育検討委員会 第3回 を傍聴
2017-09-14
小中一貫教育検討委員会を傍聴しました。全体の内容については、要録を待ちたいと思います。私が気になったところを書いておきます。
冒頭、学芸大学の松田恵示先生の「これからの家庭教育支援における学校の役割」についてお話がありました。
家庭が孤立する傾向にある現代において、学校、社会教育、家庭、社会福祉の分野が、学校をプラットホームとして、協働しながらチームで課題解決にあたる必要がある。
ただ、地域住民の協力という部分で、人材の固定化がおきているのではないか。。。様々な役職の方をあげて協力を仰いでも、実際は同じ人が担っていることもある。とのことで、これは、おおいに起こっていることだと思います。
ワーキングチームの論点整理から
・9年間の子どもの育ちや学びを支える福祉機能の充実
・9年間の教育活動を保障するため、元校地を第2校地として活用
・「開かれた学校づくり協議会」を発展させた学校と地域との協働体制の確立
以上3点について意見交換
福祉的な視点から、9年間一貫して見られることはおおむね好評化
物理的なスケールメリットについて
例えば、
プールや体育館を統一して機能を充実できるとか養護教諭が2人になるので、安心であるとか、SSWを常駐させられるということがあげられていた。
一方で、課題としては
教員の配置については、公募制ではないので、希望しないのに小中一貫校に配置されてしまうとか
PTAや青少協等も9年間というのは、重たいのではないか
中学校側に、大きな変化がある
中学生が半数になったとき部活は維持できるのか
等の意見がありました。
最後、委員長より、
文科省は、大学受験、高校受験の体制を変えようとしている。部活についても地方ではすでに難しくなっているので、いままでの方法を維持できないのではないか。
教育全体が変わろうとしている中で小中一貫教育について検討するのは難しいことではあるが、やりがいのある仕事となる。とのことでした。
話し合わなければいけない事柄が多岐にわたるので、検討委員会を追加してさらに議論が続けられことになりました。
子どもたちにとって一番いい方向に進むよう、見守っていきます。