八王子市の小中一貫教育等を視察
2017-08-16
公明党の女性議員のグループで、八王子市さんへ視察に参りました。
視察項目は
1、 就学援助 入学準備金の前倒し支給
2、 小中一貫教育
義務教育学校
3、 いじめを許さないまち八王子条例
- 就学援助 入学準備金の前倒し支給
八王子市さんでは、平成29年1月にスタートされていました。
前々年度の所得で審査し、3月1日に支給されています。新入学は、何かとお金がかかるのでありがたいですね。
武蔵野市の対応は、以下のとおりで、現在は、新中学1年生が前倒し支給。小学生は、来年から前倒し支給です。
○就学援助費(入学準備金)の入学前支給
就学援助費のうち、「新入学児童生徒学用品費(入学準備金)」は現在入学後の8月支給であるが、入学前に支給することにより保護者の負担を軽減する。
平成28年度は、来年度中学1年生となる現小学校6年生の保護者を対象に実施し、平成29年度予算編成により、平成30年度小学校入学予定者より実施する。
http://www.city.musashino.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/014/639/syugaku_shien.pdf
- 小中一貫教育
八王子市では、「八王子市小中一貫教育に関する基本方針」を平成20年7月23日の教育委員会定例会にて決定し、平成23年より全小中学校で実施されています。
http://www.city.hachioji.tokyo.jp/kurashi/kyoiku/003/004/005/p004759_d/fil/syouchuuikkannkyoui.pdf
ただ、既存校舎で行うため、隣接の小中学校を職員室でつなぐ形や、徒歩10分程度の学校間で、生徒や先生が行き来する等、柔軟な対応で、各校の特色を大切にされています。
また、市教委において、小中一貫教育推進講師を5名配置しており、中学の先生が小学校に授業に行くときには、推進員がその先生の授業を代わりに行う等、小中一貫教育を実施するときの教員の負担軽減に配慮されています。
そして、義務教育学校も建設されるそうです。(平成32年3月完成予定)
http://www.city.hachioji.tokyo.jp/kurashi/kyoiku/003/006/006/p004593.html
八王子市内の他の小中学校は6・3制ですが、義務教育学校だけは、4・3・2制、施設一体型。また、品川と同じように、学校選択制をとっているので、居住地に関係なく学校を選ぶことが出来ます。
小中連携をうたうだけでは、実際問題、小中の連携は困難ですが
職員室が一緒になるとか、乗り入れ授業があるなど日常の交流があることで、スムーズな連携がとれるようです。
武蔵野市では、今年度中に小中一貫教育の是非を問うことになっています。小中がしっかり連携することは、いいことだと思うのですが、小中一貫4・3・2制、施設一体型を取り入れるかどうかは、しっかりと議論しなくてはいけない問題だと考えます。
- いじめを許さないまち八王子条例
http://www.city.hachioji.tokyo.jp/tantoumadoguchi/002/002/p021170.html
八王子市は、「いじめを許さない」ということを条例化しています。
条例化することで、市内にある私立学校等へも直接市教委が関わることができます。また、いじめの当事者だけでなく、傍観者に対しても支援をしています。
絶対いじめは許さないという姿勢を示すことは、すばらしいことだと思います。
ご多忙の中、視察に丁寧に応じて下さりありがとうございました。
八王子市さんは、今年、市制100周年だそうです。
100周年記念グッズもたくさんあり、記念の婚姻届けも販売されていました。