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文教委員会-2017年8月-<小中学校関連ほか>

小中一貫教育 文化・教育 / 2017年8月23日

2017-08-21

児童数の増加により、大野田小学校、特別支援の学区変更をしなくてはならないとの報告です。

文教2017-08-21-学校給食施設検討委員会報告書

大野田小学校については、昨年6月の文教委員会において、校舎増築の報告があり、ビオトープを壊すことや時期が差し迫っていることで、多くの質疑がありました。

民間の開発により、予想できない児童生徒の増加があることは、理解するところでありますが、市内全体を見まわし、増築にしろ学区変更にしろ、もう少し計画的にできないかということを質問させて頂きました。

武蔵野市の都市計画では、三鷹駅北側から市役所のエリアは、容積率が200%以上の地域がほとんどで、今後も、建替えや開発により高層マンションがふえる可能性を大きく含んでいるので、ただ人口推計を見極めるだけでなくそれ以上の余裕を持った対策を考えておく必要があるのではないでしょうか。

井之頭小学校に関しても、児童生徒増の対策を考えなくてはいけないことがわかっており、平成30年度に検討するそうです。

 

  • 小中一貫教育検討委員会

人口変動が多く、予測が難しい武蔵野市で、公立小中学校を適切に整備していくことはとても難しいということが、先の議論でも浮き彫りになっている。近年の桜野小学校における2回にわたる増築、そして、今回の大野田小学校の増築と学区変更と、人口推計がうまく的中しておらず、学校施設の整備が後手後手になっている感がある。このような、学校施設の建て替え計画に左右されるのではなく、小中一貫教育を導入するか否かという大きな決断は十分議論をすべきではないだろうか。

ご答弁は、施設も大事な教育環境なので、現在の方針を変えるつもりはないとのことでした。

文教2017-08-21-小中一貫教育検討委員会

  • 平成29年度 教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行状況の点検及び評価について

私からは、

p26 いじめ防止に関して条例化はできないか。

p32 地域コーディネーターの定着具合

p39 サイエンスフェスタ 今後の工夫

等について質問させて頂きました。

他、p29 ICT タブレットPC

p34 教員の多忙化解消、副校長事務補助

等について質疑がありました。

  • 財政援助団体の運営状況等のヒアリング

全体として、財政的に自立してほしいということと、民間ならでは事業展開等工夫してほしいとの意見。

◇生涯学習振興事業団

文化事業団との統合のタイミングはまだ見えていない。

◇武蔵野市子ども協会

保育士離職率は低い。110名採用、離職8名。

委託業務が増えており、職員も当初の約10倍になっているので、来年度には、事務所移転を考えている。

◇給食・食育振興財団

現場を知ってもらうため、調理師にも、学校や栽培農家へ行ってもらっている。

調理師の募集をしても応募が少ない。

  • 中島飛行機武蔵製作所関連資料調査について

文教委員会-2017年8月-<保育施設>

子育て支援 文化・教育 / 2017年8月23日

新設の小規模保育所2か所

◇マジオたんぽぽ保育園吉祥寺 定員40名 平成29年11月開設

グループ保育室キッズルームてらこkiが撤退。同じ場所で事業者決定。

撤退の理由は、保育士の不足、構造上の問題でスタッフが更に必要、工事費の増。

4階であるため、もしもの時の避難が困難ではないか。

ここまで、遅くなったのならグループ保育でいく必要はないのではないかとの意見もあった。

 

◇ピノキオ幼児舎吉祥寺第2園 定員40名 平成30年4月開設

近くに公園がないこと、3階であるため避難が困難であること。

 

◇吉祥寺南町3丁目の保育所整備について>

話し合いは続けているが、平成30年4月の開設は困難であるため、平成30年度中の開設を目指す。ネックは、騒音と車の出入り。

2017-08-21文教委員会 行政報告

2017-08-21文教委員会
行政報告

文教委員会2017-08-21 行政報告

文教委員会2017-08-21
行政報告

八王子市の小中一貫教育等を視察

文化・教育 視察 / 2017年8月19日

2017-08-16

公明党の女性議員のグループで、八王子市さんへ視察に参りました。

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視察項目は

1、       就学援助 入学準備金の前倒し支給

2、       小中一貫教育

義務教育学校

3、       いじめを許さないまち八王子条例

 

  • 就学援助 入学準備金の前倒し支給

八王子市さんでは、平成29年1月にスタートされていました。

前々年度の所得で審査し、3月1日に支給されています。新入学は、何かとお金がかかるのでありがたいですね。

武蔵野市の対応は、以下のとおりで、現在は、新中学1年生が前倒し支給。小学生は、来年から前倒し支給です。

○就学援助費(入学準備金)の入学前支給

就学援助費のうち、「新入学児童生徒学用品費(入学準備金)」は現在入学後の8月支給であるが、入学前に支給することにより保護者の負担を軽減する。

平成28年度は、来年度中学1年生となる現小学校6年生の保護者を対象に実施し、平成29年度予算編成により、平成30年度小学校入学予定者より実施する。

http://www.city.musashino.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/014/639/syugaku_shien.pdf

 

  • 小中一貫教育

八王子市では、「八王子市小中一貫教育に関する基本方針」を平成20年7月23日の教育委員会定例会にて決定し、平成23年より全小中学校で実施されています。

http://www.city.hachioji.tokyo.jp/kurashi/kyoiku/003/004/005/p004759_d/fil/syouchuuikkannkyoui.pdf

 

ただ、既存校舎で行うため、隣接の小中学校を職員室でつなぐ形や、徒歩10分程度の学校間で、生徒や先生が行き来する等、柔軟な対応で、各校の特色を大切にされています。

また、市教委において、小中一貫教育推進講師を5名配置しており、中学の先生が小学校に授業に行くときには、推進員がその先生の授業を代わりに行う等、小中一貫教育を実施するときの教員の負担軽減に配慮されています。

そして、義務教育学校も建設されるそうです。(平成32年3月完成予定)

http://www.city.hachioji.tokyo.jp/kurashi/kyoiku/003/006/006/p004593.html

八王子市内の他の小中学校は6・3制ですが、義務教育学校だけは、4・3・2制、施設一体型。また、品川と同じように、学校選択制をとっているので、居住地に関係なく学校を選ぶことが出来ます。

小中連携をうたうだけでは、実際問題、小中の連携は困難ですが

職員室が一緒になるとか、乗り入れ授業があるなど日常の交流があることで、スムーズな連携がとれるようです。

武蔵野市では、今年度中に小中一貫教育の是非を問うことになっています。小中がしっかり連携することは、いいことだと思うのですが、小中一貫4・3・2制、施設一体型を取り入れるかどうかは、しっかりと議論しなくてはいけない問題だと考えます。

 

  • いじめを許さないまち八王子条例

http://www.city.hachioji.tokyo.jp/tantoumadoguchi/002/002/p021170.html

八王子市は、「いじめを許さない」ということを条例化しています。

条例化することで、市内にある私立学校等へも直接市教委が関わることができます。また、いじめの当事者だけでなく、傍観者に対しても支援をしています。

絶対いじめは許さないという姿勢を示すことは、すばらしいことだと思います。

 

ご多忙の中、視察に丁寧に応じて下さりありがとうございました。

八王子市さんは、今年、市制100周年だそうです。

100周年記念グッズもたくさんあり、記念の婚姻届けも販売されていました。

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第2回武蔵野市小中一貫教育検討委員会

政策 文化・教育 / 2017年8月2日

2017-08-01

小中一貫教育検討委員会(第2回)を傍聴しました。

内容は、以下のとおりです。


 

 

  • 「特別支援教育と子どもを巡る多様な支援を要する課題について」橋本創一委員
  • 「小中一貫教育校に見られる風景」 倉斗綾子委員

 

議事1)小中別教育、小中一貫教育それぞれの学校改築

議事2)武蔵野市として9年間の小中一貫教育を実施する場合の考え方

■全市的によりよい教育を保障するため、全学区に設置

■現行の小学校区を基本とした地域コミュニティの9年間のつながりと発展

■4-3-2の学年区切りによる特色ある教育課程の実施


 

議論の内容は多岐に渡るので、気になった部分を抜粋して書いておきます。正確な内容については、報告書を待ちたいと思います。

 

〇特別支援教育の観点から

東京都は、小中の先生方の交流がないため、支援の必要な子たちに継続的にかかわることが困難な状況である。9年間一貫して関われるのは、よいことだと考える。

〇施設一体型にするときの用地の問題

これまでの学校施設に対する考え方を革命する必要がある

18校➡12校になるとすると、空いた学校を第二校地として使用できる

〇教員の問題

小中一貫教育に携わりたいと考えている人材をどう集めるかが課題

〇小中一貫にすることで、不登校や中一ギャップがなくなるのか

そういう簡単なことではない

新しい制度・新しい施設が出来た当初は、子どもたちも好奇心から登校するが

古くなっていくと元に戻る傾向がある

〇中学受験や小6の最高学年としてのモチベーションをどう考えるか

〇中学校の規模が小さくなると横の広がりが少なくなるが教育面でマイナスではないのか

かわりに、タテのつながりはできる

〇9年間ずっと同じだと、さあここから頑張ろう!と気持ちを立て直す機会が得られないのではないか

等の議論がありました

次回は、9月14日18:30 公会堂2階

 

参考資料

◆武蔵野市小中一貫教育調査研究ワーキングチームにおける論点整理

http://www.city.musashino.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/015/658/shouchuuikkanWT_ronten.pdf

 

◆武蔵野市学校施設整備基本計画中間まとめ

http://www.city.musashino.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/015/658/gakkou_sisetsu_keikaku_chuukan.pdf