2016-09-24 公明党東京都本部 議員総会がありました。
席上、豊洲市場の整備問題について
都議会公明党 豊洲市場整備問題対策PT事務局長 伊藤都議より説明がありました。
———豆知識———
共産党都議団が、リトマス試験紙を現地で採取した水につけ 青くなったからアルカリ性だーと 騒いでいた件については、
コンクリートというのは、pH 12.6
(家庭用漂白剤がpH 12.5)
ということで、コンクリートは、強いアルカリ性。どこのコンクリートの上に溜まった水も、強アルカリ性だそうです。
————————————
まず、これまでの経緯は、
9月
10日(土)
○小池知事が緊急記者会見。主要建物の地下で盛り土が行われておらず、空洞になっていると説明
12日(月)
○公明党に対し、市場長が初めて正式に「盛り土をしていなかった」と説明し謝罪
盛り土のない部分
○「都議会公明党豊洲市場整備問題対策PT」を立ち上げ
14日(水)
○PTが現地視察。水産卸、水産仲卸、青果の3棟の地下に入り、滞留水を確認。動画でマスコミに初めて公開。採水・検査機関に調査依頼
20日(火)
○PT会議、調査分析・方針検討。党独自の水質調査結果を発表
21日(水)
○第2回現地調査。青果棟地下空間の水位変化、地下水位計測状況など調査
○機材搬入口を確認
○小池知事に計画変更経緯の調査、正確な情報の随時提供など5項目を申し入れ
23日(金)
○第3回現地調査。加工パッケージ棟、管理施設棟等を他党に先駆けて初調査。採水・検査機関に調査依頼
都議会は、豊洲新市場に盛り土がされていないことは一切知らされておらず、小池都知事の記者会見で初めて知ったということでした。しかし、あれだけの大規模工事で議会が知らないということがあるのだろうか?というのが、私の疑問でした。議員総会の中の質疑で、わかったことは、都議会公明党は、工事中の現地も視察し、2009年から2016年まで豊洲市場の土壌汚染対策について、本会議、経済港湾委員会、特別委員会などで30回以上の質疑をしたが、きちんと盛り土をしているので大丈夫だとという答弁がかえってきていて、まさか、東京都がウソの説明をしているとは、考えなかったということでした。
確かに、議会で「~検討します」とかは、実現しないことのほうが多いですが、「~実施しました」と言われたら、あーやったんだなと思いますよね。また、予算の審議では、金額などの提示はあるが、詳細な図面は提出されなかったそうです。
直近の質疑としては
——引用——
2015-03-17 平成27年経済・港湾委員会 にて
http://asp.db-search.com/tokyo/ ;議事録検索
都議会公明党の 木内議員が
(質問の一部)
都が行った土壌汚染対策工事の具体的な対策の内容、また、その工事の完了を確認した手順について、明らかにせよ。
(答弁の一部)基盤整備担当部長
豊洲新市場用地における土壌汚染対策は、我が国を代表する学識経験者により、科学的知見から、人が一生涯この地に住み続けても健康への影響がなく、生鮮食料品を取り扱う市場として食の安全・安心を十分確保するものとして提言を受けた万全な対策でございます。
具体的には、ガス工場操業地盤面から下2メートルまでの土壌は、汚染の有無にかかわらず全て入れかえ、その上に2,5メートルの盛り土をすることに加え、操業に由来する汚染土壌を全て掘削除去し、汚染地下水は70年間、一日2リットルの地下水を飲用しても健康に対する有害な影響がない濃度として法に定められた基準値以下に浄化するなどの対策を実施したものでございます。
こうした対策工事が確実に履行されたことについて、昨年11月に開催した技術会議において、汚染土壌が所定の深さまで確実に除去されたことを示す測量記録及び工事写真、除去された土壌が適切に運搬されたことを示す運搬記録などに加え、汚染地下水の対策完了時に実施した水質分析結果が基準値以下であったこと、さらには、対策完了後、一定の期間を置いて、対策効果を確認するため実施した大気、地下水、土壌の調査結果が全て法令等で定められた基準値以下であったことを示す分析結果など、客観的なデータに基づき確認を受けたものでございます。
こうしたことから、都としては、豊洲新市場用地の安全性が確認できたものと認識しております。
————————————
議事録に確かに残っています。
都議会公明党は1963年6月、し尿運搬船の汚物タレ流し問題の追及を開始し、し尿処理船の船底に入り、激しい悪臭の中、不法投棄の証拠をつかみ、東京都のウソを暴きました。この「現場第一主義」「調査なくして発言なし」の原点にかえり、しっかりと豊洲新市場の問題について対応していくとの、強い決意が述べられました。
都議会公明党の原点
議員は、都民のまた市民の代表として行政と対峙しているので、知らなかったでは、やはりすまないと思います。自分自身も身の引き締まる思いです。常に、神経を張り巡らせていなけばいけないのだと思います。その上で、問題が起きた時は、即座に、現地を調べ、対応策を練る。そのスピード感が大事であると考えます。
今、都議会公明党の皆さんは議員団一丸となって、原因解明と、今後の対応を決めるため奔走してくださっています。
わかったことは、公明新聞にも随時、載せてくださるそうです。
また、私たち議員ルートで情報がありましたら、ブログに書いていきたいと思います。