AD/HD
本日、青少年問題協議会地区委員会 委嘱式に参加しました。
記念講演として
『発達障害のある子供の理解とかかわり方について』
講師:高山恵子氏
講師の先生ご自身もAD/HDであるが臨床心理士、薬剤師、そして、えじそんくらぶの代表として講演活動をされているそうです。
AD/HD※1という名前は、最近になってよく耳にされているのではないでしょうか。
知的障害はなく、むしろ優秀なくらいだが、脳の障害のため行動が個性的であるようです。
AD/HDの有名人としては、エジソン、アインシュタイン、政治家のチャーチル、レオナルド・ダ・ビンチといったすごい人たちがそうだったのではといわれているようです。
お話の内容は、たいへん興味深いものでした。
頭のなかではわかっているが、行動の優先順位をつけたり、衝動を抑えられなかったりして 「うっかり」その場にそぐわない行動をしてしまう。
しかし、それは、「うっかり」なので、正しい行動を教えてあげれば気づくことができる。
しかしながら、日本では、発達障害に対して理解が乏しいので
頭ごなしに、「あなたは、ダメな子ね」と なってしまう。
こうなると、本人は、自信を失い→やる気もなくなる→不快な状態を忘れるため快を求める→ゲームや賭け事、過食などにはまってしまう
この負の連鎖を断ち切るためには、
ダメな行動をしたとき、人格否定をしないことだそうです。
これ大事ですね!
その子ども自体は、ステキな子であって、やってる行動が間違っているので
そこで、正しい行動を示す。できたら、ほめる。その子の存在を認めてあげれば、ぐんぐんやる気スイッチがはいってくるそうです。
これは、障害のあるなしに関係ない気がしますね。
ダメダメいうからだめになる。頑張ったこと、出来たことを褒められてダメになる子は、いないですね。
うまくいかない自分、失敗した自分を認めてくれる、「人」が一人いればその子は伸びていける。自殺しなくてすむ。
その「人」は、両親などの親族かもしれない、友人かも知れない。。
でもそういうダメな自分を認めてくれる人が、もっとたくさんいたら、もっとみんなハッピーになれると思います!
地域の力とは、そういうものだと高山先生もおっしゃってました。
セーフティーネットが何層にも張り巡らせている社会にしたいですね。
それから、わざわざ、高山先生からご挨拶頂き、名刺交換させて頂いたとき
「公明党の方は、発達障害の支援にとても協力してくださいました、ありがとうございました」というお言葉を頂きました。新人の私にはもったいないお言葉ですが、うれしかったです。
公明ニュースにも出てました。
発達障がいに光当てた公明党
https://www.komei.or.jp/news/detail/20150417_16730
※1:NPO法人えじそんくらぶのホームページより引用
http://www.e-club.jp/
AD/HDはAttention Deficit Hyperactivity Disorderの略で、日本語では「注意欠陥多動性障害」です。AD/HDの原因はまだ不明ですが、注意力・衝動性・多動性を自分でコントロールできない脳神経学的な疾患と言われています。不適切な親のしつけや教師の指導が原因でAD/HDになることはありませんが、環境によってはAD/HDに似た症状が出たり、問題行動が悪化することはあります。