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5月 23日

 小川議員と青梅市議の山之内議員と長野県佐久市の佐久病院と医療センターに地域包括ケアシステム、緩和ケア、クリニカルパスの取り組みについて視察に行きました。

 佐久市は高齢者福祉が進んでいる市として名を馳せていますが、その拠点病院である佐久病院において在宅ケアの取り組みをお伺いしました。

 佐久病院では、創設者が当初より出張診療活動を積極的に取り組み、~障害を持っても住み慣れた地域で安心して暮らせるために~「いつでも、どこでも、だれでも、必要なサービスが受けられる」をモットーに掲げ、地域ケア課を活動の柱として、「いのちを守る援助(在宅医療)」「生活(くらし)を守る援助(在宅福祉)」の取り組みを積極的に推進していました。訪問看護ステーションを6ヶ所、居宅介護支援事業所4か所、地域包括支援センター2か所、宅老所を1か所運営し、患者さんの求める支援に対応していました。訪問診療では、内科のみならず、必要に応じ、専門科の訪問も行い、在宅当番を取り入れて24時間対応を実現していました。医師も看護師もそうした取り組みを当たり前の事として、使命を果たしていらっしゃいました。大変感動しました。こうした意識の醸成が昔から図られている土地である事も素晴らしいと思いました。

 我が町で取り組めるかと言えば、拠点病院は2市1町の病院で、労働条件から議論され、やり手の確保も大変であろうと思いました。

 今後、地域ケアシステムの構築がさらに求められていく事は間違いがないので、大変勉強になりました。

 今年3月に開業した、佐久医療センターでは、救急・急性期医療に特化した「地域医療支援病院」として、他の医療機関や医師らと積極的に連携し、地域全体で支える力強い医療体制を目指していました。

 ここでは、緩和ケアの取り組みとクリニカルパスについて説明を頂きました。センターでは4つのセンター機能を有していますが、その中に緩和ケアチームがあり、在宅ケアも行っていました。

 また、他の医療機関や開業医の医師らと地域連携の核として、クリニカルパスの実現も図られていました。

 とにかく、素晴らしい連携体制が出来上がっており、地域の方々は、本当に安心だろうなあと羨ましく思いました。

 ここまでの体制を作る事は相当ハードルが高いなあと思いますが、是非、目指していきたいものだとも思いました。

 大変有意義な視察となりました。

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瑞穂町 下野義子