5月 14日
青山のホテルフロラシオンにおいて、東京都の町村議会議員講演会が開催されました。
講師は慶応義塾大学の小林良彰教授で、「道州制の導入が地方にもたらすもの」を演題として、講演をして頂きました。
道州制については、以前にも講演を聞いた事がありましたが、今回の小林先生の講演は、大変興味深いものでした。
今までの区割りの在り方や権限移譲をポイントに置いたものと違い、自治体本来の目的である、住民サービスの向上を図るために、財政の安定性の観点から話を展開されていました。
財政再建の方法には3点あり、西欧型(増税)、アジア型(行政削減)、アメリカ型(増収型)が示されました。この中で、今後、日本が考えるべきは、3つ目の増収を図る、つまり、産業の成長戦略が大切であるとのことでした。
なかなか面白い展開で、成程と納得できるものでした。
まだまだ議論される問題ではありますが、大変勉強になりました。