2月 24日
日野市の多摩平交流センターで、高次脳機能障害のご主人をもつ、柴本礼さんの講演を聞きました。
高次脳機能障害は、脳卒中などの病気や事故などの原因で脳が損傷され、言語・思考・記憶・行為・学習・注意などに機能障害が起きた状態をいいます。原因の多くは病気によりますが、交通事故による外傷性の脳損傷でもよく見られるそうです。
しかし、この障害はまだまだ認知が進んでいません。医者ですら認識していない場合もあるとか。自治体ではさらに、で、障害の認定をしてもらうのも一苦労であるそうです。見た目が健康そのもので、会話も成り立つため、障害と見られにくいとの事。(話をしていけば、つじつまが合っていないなど分かってくるそうですが)仕事はできない『理解してくれる会社でなければ)、生命保険は高度障害と認定してくれないので、仕事が無くなって保険料が払える状態でないのに、保険は下りない、介護が必要なので家族の負担が増大。聴けば聴くほど大変だという事が分かりました。
現在、柴本さんは、地域、社会に広く認知され、支援が拡充するよう、本を出版し、こうした講演活動をしているそうです。
福生病院にも、聴いてみようと思います。
全国に50万人とも100万人とも言われる患者さんがいると言われています。障害と認定されても、補助等を受けるためにいくつもの申請書やら手続きが必要で、大変だったとのお話に、一つの窓口で、まとめて対応できる事も必要なのではを感じました。我が町にも聴いてみようと思いました。
今後、少しでもこうした方々の味方になれるよう、勉強し、取り組んで行きたいと思います。
2月 21日
福生病院会議室で、25年度第1回組合議会定例会が行われました。
4人の議員が一般質問を行いました。私も、「緩和ケア」について、質問を行いました。
がんなど、重篤な病気にかかった患者さんは、痛みのみならず、精神的にも大きな負担がかかります。そこで、早期から、緩和ケアを行い、通常の生活が送れる取り組みを行う事が求められます。特定の病院ではチームによる緩和ケア治療が保険適応で行われています。
福生病院でも、そうした取り組みができないかを質問しました。チームを組むには、常勤の精神科医が必要とのことで、現在はチームを置く事は厳しいとの回答でした。しかし、緩和ケアの取り組みは大切であるとの認識から、医師、看護師をはじめとして、できる限り患者さんに寄り添い、相談に乗る事に努めているとの事でした。
以前、相談体制において、患者さんから不親切との声を聞いたこともあって、ちょっと心配だなあと思っていましたが、できる限り、親身に取り組む誠意を感じる答弁でしたので、安心しました。今後も、地域の病院として、頼りにされるよう、頑張って欲しいと思いました。
議案は24年度補正予算の他、25年度予算が審議され、原案通り可決されました。
一部組合議会の任期は2年なので、今回の議会で私の参加は終わりますが、少しでも住民の皆さんに役立出ればいいなとの思いで一般質問などできるだけ積極的に取り組みました。
4月から念願の腎臓透析治療が開始されます。
特定検診も受けられるようになりました。
これからも少しづつでも、住民の拠り所になる病院になるよう、私たちの声に耳を傾けてもらえると良いなあと思います。
2月 8日
西多摩郡町村議会議員研修会が桧原庁舎の会議室で行われました。
東京財団研究員の冨田氏と三原氏の講演を聞きました。
テーマは「社会保障における地域の役割~社会保障制度の地方分権を~」で、現在の状況と課題を分析し、それに対し医療・介護政策のビジョンをに基づいて政策提案を語られました。
包括ケアのグループ化、費用を管理料とするなど、なかなか面白い提案と思いました。実際、現状は厳しく何らかの手立てが必要で、今後、斬新な方法を検討する事が望まれます。
こうした政策は実現するには、自治体だけではできないけれど、バックアップ的な施策はできるのではないか、とも思いました。
とても有意義な講演会でした。
2月 7日
武蔵村山の日産跡地で、立川断層の調査が行われています。
東京大学等の調査グループが、3年の予定で立川断層の調査を行っています。
今回、トレンチ調査の報告があり、説明を受ける事ができました。明日、あさっては一般公開するそうです。
今回のトレンチは、全長250メートルと、普通考えられないほどの大きさが可能となり、改めて、立川断層について、どんな断層である課から調査を進めていくとの事でした。
すでに、テレビで報道もされましたが、今まで言われてきた見解とは少々異なる点も見られるとのことで、これから起こるとされる直下型地震を考えると、今後の調査に強い関心が集まりそうです。
瑞穂町には立川断層が中央を走り、結果次第で、庁舎や消防署の在り方にも関わってきます。
今後の結果に注視していく必要がある事を再認識しました。