板橋区議会公明党主催の「心の健康セミナー・うつ病とこころのケア」に参加しました。
会場は、板橋区役所の委員会室で、午後3時半から行われました。語り手は、NPO法人きぼうのにじ、理事長の中村博保氏です。
まず、うつ病についての認識、原因を説明され、自殺に至るこうした心の病気にどう対処していったらよいのかと話を進められました。
重い病気から鬱になるケースも多い事から、病院での治療には心のケアも同時に必要であるとの指摘は、今後の病院の在り方にも大きく影響を及ぼす事だと思いました。
また、ゲートキーパーの大切さ、だれもがそうなれるようとのお話は、身内にはなかなか難しいなあと思い、 他者の助けの大切さを痛感しました。
その発見ツールとして、「こころの体温計」が紹介されました。その後、心拍など自律神経を測ることでもうつを発見できることから、榛葉先生監修の「自律神経メンタルチェックシステム」を開発したと、紹介がありました。
これから運用開始するもので、まだ、保険適用がないそうですが、各自治体で活用して欲しい、実績を作ってほしいとの要望もありました。1台120万円程度かかるそうですが、小さなチップを心臓の上に貼って5分程度の情報を取り、その状態に対する療法ができるようになります。
我が町でも検討してくれないかなと思いました。
この他、治療的効果を目指して開発された「こころのエンジン」(創価大鈎先生監修)の紹介もありました。
こころの病気は本人や家族だけでは対処できません。いろんな機関、人が関わる必要があります。精神科の先生が少ない、認知療法時間と手間がかかるのに、診療報酬が少ない、などなど、課題も多いと聞きました。是非、速やかに改善される事を切望します。
大変勉強になりました。