平成21年第4回水戸市議会定例会で一般質問に臨みました。
質問は以下のとおりです。
1.「核兵器廃絶平和都市宣言」25周年の平和行政について
(質問要旨)
本年8月には待望の水戸市平和記念館も創設され、新たな平和行政推進への大きな一歩を踏み出したところであるが、明年は昭和60年7月1日に本市が「核兵器廃絶平和都市宣言」を行ってから四半世紀という節目にあたり、あらためて市民一人一人がこの宣言を振り返りながら、核兵器や戦争の恐ろしさ・悲惨さとともに平和について考え、核兵器廃絶・そして戦争のない社会の実現に向けた意識をさらに高めていくことが重要であると考える。
本市においては、現在継続している事業と併せ、明年の核兵器廃絶平和都市宣言25周年記念事業として、被爆地である広島市や長崎市とも連携し、核兵器の脅威と平和を訴える特別展の開催や、被爆体験者(語り部)を招へいしての記念講演、平和に関するシンポジウムを開催するなど、記念に残る事業の開催してはどうか。また併せて、本市における平和の発信拠点でもある、水戸市平和記念館についてもさらなる企画・内容の充実を図っていくことが必要と考えるが、本市の見解を伺いたい。
(答弁要旨)
本市では「核兵器廃絶平和都市宣言」を行ってからこれまで各種平和事業に取り組んできたが、本年、水戸市平和記念館という平和行政推進の拠点が整備されたことから、今後はこれまでの取り組みを継続するとともに、各種企画展の開催についても検討していく。
また、明年は「核兵器廃絶平和都市宣言」から四半世紀を迎える節目であることから、指摘の「語り部」を招いての生の声を聞く機会や、広島・長崎から原爆に関する展示資料を借りての「特別展」の実施なども検討していきたい。
2.集団健診の拡充について
(質問要旨)
現在、本市の成人健診については、保健センター・各市民センターなどで実施をしている集団健診と市内の指定医療機関で実施をしている医療機関健診で行われているが、特に集団健診については、平日の昼間を主体に行われており、一般の勤労者にとっては、なかなか健診を受けることが難しい時間帯でもあり健診機会の拡充を望む声がある。
本市における休日健診については、本年度も実施はされているが1回のみの実施である。市民の健康的な生活を推進する上で、病気の予防という観点は非常に重要であり、そのための健康診査の重要性を指摘されている。さらに、昨今の生活の多様化などにより、健診対象者についても様々な生活サイクルの方が増えてきている状況を鑑みれば、市民の健診機会の拡充のために、休日健診の拡充や夜間健診の実施が必要であると考えるが、本市の見解を伺いたい。
(答弁要旨)
本市における日曜健診の実施は、10月25日に1回実施しているが、受診者は国民健康保険特定健診検査が177名、被用者保険特定検査が41名、高齢者健康診査が26名、リフレッシュ健康診査が60名、併せて実施した結核・肺がん検診が234名であった。
来年度の実施にあたっては、日曜日の総合健診を1回、試行的実施として平日の夜間健診を1回実施する計画であるが、今後とも、受診者のニーズを踏まえ、関係機関とも調整しながら市民の受診機会の拡充に努めていく。