こどもパトナは、専門的・総合的な教育相談機関として平成15年に開設されました。不登校の生徒児童や親御さんのカウンセリング、市民啓発のための「不登校フォーラム」を開催されているそうです。また不登校生徒児童の活動の場となる教育センター(適応指導教室)「ふれあいの杜」は運動場、クッキングルーム・アートルーム等施設が大変充実しておりました。その上、不登校を経験した方の為の夜間中学校もあり、フリースク―ルとの連携事業にも積極的に取り組んでいるそうです。京都市の学校の理念に「一人一人のこどもを徹底的に大事にする」とありましたが、不登校の子ども達への様々な支援が本当に素晴らしく大変勉強になりました。
昨年、不登校の子どもに学校以外での多様な学びの場を確保するためにできた法律、「教育機会確保法」が施行されました。本市においても、不登校で苦しむ生徒児童の居場所の確保は重要な課題です。昨年12月に不登校の生徒児童の居場所の充実について一般質問させていただきましたが、今後もフリースクールとの連携、適応指導教室の整備等、子ども達が学校にいけなくても、安心して学べる居場所を確保していけるようしっかり取り組んでまいります。
京都市では一人暮らしの高齢者が住み慣れた地域で安心して住み続けられるよう、民間賃貸住宅への円滑な入居を促進させるため、低廉な住まいの確保と社会福祉法人による見守りなどのサービスを提供してしています。見守りがあることによって家主も安心して住宅を貸し出すことができ、利用する高齢者も安心して住むことができます。
私は、昨年の9月の定例会で10月に住宅セーフティネット法が改正されたことを踏まえ、高齢者・障がい者・ひとり親等、要配慮者の住宅の確保について一般質問しました。三鷹市にも住宅にお困りの方が多くいらっしゃいます。今回視察した京都市の事業を参考に、三鷹市においても、利用しやすい制度ができるよう頑張ります。