# 台風18号 温帯低気圧に 暴風や高波に警戒を!
❒NHK/NEWSWEB:10月5日21時55分…より転載!
台風18号は、日本海で温帯低気圧に変わりましたが、西日本ではこのあとしばらく、東日本や東北では6日の朝にかけて非常に強い風が吹き、局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあります。気象庁は引き続き暴風や高波に警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、台風18号は西日本の日本海側を東寄りに進み、5日午後9時に北陸の北の海上で温帯低気圧に変わりましたが、台風から変わった低気圧の影響で北陸などではところによって非常に強い風が吹いています。午後9時すぎには、金沢市で43.4メートルの最大瞬間風速を観測しました。
低気圧はこのあとも日本海を東へ進み、6日の朝にかけて北陸や東北を通過する見込みです。このため、近畿の日本海側ではこのあとしばらく、北陸では6日の未明にかけて、東日本の太平洋側や東北では6日の朝にかけて、沿岸や海上を中心に非常に強い風が吹く見込みです。
6日にかけての最大風速は、近畿と北陸で25メートル、東北と関東甲信、東海、四国で20メートルと予想され、最大瞬間風速は30メートルから45メートルに達する見込みです。波の高さは、6日にかけて、中国地方で7メートル、近畿と北陸で6メートルの大しけが続く見込みです。
また、西日本ではこのあとしばらく、東日本では6日の明け方にかけて、局地的に雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあり、東北でも低気圧が近づく6日の明け方にかけて1時間に40ミリの激しい雨が降るおそれがあります。
6日夕方までに降る雨の量は、いずれも多いところで、北陸と近畿で150ミリ、東北と東海で100ミリと予想されています。また、発達した積乱雲が通過する際には落雷や、竜巻などの突風が吹くおそれがあるほか、北陸では6日の明け方にかけて海岸や河口付近で高潮による浸水のおそれがあります。
気象庁は、暴風や高波に警戒するとともに、低い土地の浸水や土砂災害、高潮や、落雷や竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。