松阪市議会議員  松岡つねお(まつおか つねお)

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☆彡桜島噴火 噴火警戒レベルを3に引き上げ!

新聞社記事・WEB記事 / 2016年2月5日

❒NHK:NEWSWEB-2月5日19時52分…より転載!

鹿児島県の桜島で、5日午後7時前、昭和火口で爆発的噴火が発生し、噴煙が2200メートルの高さまで上がり、噴石が3合目まで飛んだことが確認されました。気象庁は、噴火警戒レベルをレベル2からレベル3に引き上げ、昭和火口からおよそ2キロの範囲では大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。

 

気象庁によりますと、5日午後6時56分ごろ、鹿児島県の桜島の昭和火口で爆発的な噴火が発生し、噴煙が火口から2200メートルの高さまで達したほか、噴石が火口から1キロ余り離れた3合目付近まで飛んだことが確認されました。

このため、気象庁は午後7時13分に桜島に改めて火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを2からレベル3の入山規制に引き上げました。そのうえで、昭和火口および南岳山頂火口からおよそ2キロの範囲では噴火に伴う大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。

桜島の昭和火口では、去年1月から9月までに爆発的噴火が700回以上発生し、このうち、今回のように噴煙が火口から2000メートル以上の高さに達した噴火も170回余り確認され、大きな噴石が3合目まで飛んだ噴火も12回発生しています。

ただ、去年9月中旬以降、爆発的噴火は確認されず、去年11月に噴火警戒レベルがレベル3からレベル2に引き下げられ、警戒範囲は火口から1キロに縮小されていました。

このため、去年と同じ規模の今回の噴火に伴って噴火速報が発表され、噴火警戒レベルがレベル3に引き上げられました。

一方、地元の鹿児島市は、去年11月に噴火警戒レベルがレベル3からレベル2に引き下げれらたあとも、それまでの火口から2キロ以内での立ち入り禁止措置を続けていました。

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専門家「昨年までと同じ程度の噴火か」

 

今回の噴火について火山噴火予知連絡会の副会長で京都大学防災研究所の石原和弘名誉教授は「映像からみると昨年まで繰り返し発生していたのと同じ程度の噴火だとみられ、落ちついて行動してほしい。桜島ではこれまで噴火警戒レベル2が発表されていたが、地元では噴火警戒レベル3に相当する火口から2キロの範囲を立ち入り規制をされていた。今後は活動が再び活発になる可能性があり、注意する必要がある」と話しています。

 

鹿児島市 立ち入り禁止の範囲はこれまでどおり

 

桜島がある鹿児島市危機管理課は、現在8人の職員で情報収集にあたっていて、噴火の状況によっては、防災行政無線などを通じて、市民に注意を呼びかけるということです。鹿児島市は、気象庁が去年11月に、噴火警戒レベルを3から2に引き下げて以降も、レベル3に相当する、火口から2キロ以内での立ち入り禁止措置を継続していたため、今回の噴火を受けて、立ち入り禁止の範囲を広げる措置はとっていないということです。

 

噴石や火砕流 火口から約1キロで「噴火速報」

 

桜島では、去年11月に噴火警戒レベルが2に引き下げられたのに合わせて、これまでたびたび発生していた規模の噴火でも噴火速報が発表されることになっていました。

 

桜島では、去年1月から9月までに爆発的な噴火が737回発生するなど活発な噴火活動が続いていたことから、この時点では噴火速報の発表は火口からおよそ2.5キロの居住地域に影響を及ぼすような規模の大きな噴火が起きた場合に限られてきました。

その後、気象庁は去年11月に噴火警戒レベルを2に引き下げ、警戒範囲を火口からおおむね1キロ以内に縮小したのに伴って、大きな噴石や火砕流が火口からおおむね1キロを超える範囲に達した場合に「噴火速報」を発表するとしていました。桜島では、去年、大きな噴石が火口からおよそ1キロにあたる4合目に達した爆発的な噴火は140回余り発生しています。

 

桜島の住民「町の様子はふだんどおり」

 

火口から4キロほど離れた鹿児島市黒神町に住む、川原信也さんは「突然、風圧で窓ガラスが揺れ、桜島が噴火したかもしれないと思って窓を開けてみたら噴煙が上がっていた。火柱も上がっていて稲妻も見えた。噴火の音は全く気付きませんでした。周りが暗くて噴煙の高さは分かりません。市役所からは噴火してすぐに様子を確認する電話がありました」と話していました。そのうえで、「これぐらいの規模の噴火は何度も経験しているので、町の様子もふだんどおりで特段の不安は感じません。ただ、これぐらいの噴火で収まるのかどうか、今後の見通しについて気象庁からどのような発表があるのかが気になります」と話していました。

 

政府 情報連絡室を設置

 

政府は、午後6時59分に、総理大臣官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置し、関係省庁や関係自治体と連絡を取り合うなどして、情報収集にあたっています。

 

また、警察庁は、午後6時59分に災害対策室長をトップとする災害情報連絡室を設置し、情報収集を進めています。

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