松阪市議会議員  松岡つねお(まつおか つねお)

安心・安全・希望の松阪目指して!

☆彡名字の言!

新聞社記事・WEB記事 / 2016年1月9日

聖教新聞:2016年 1月6日…より転載!

万葉集に大伴家持が詠んだ歌がある。「新しき年の始の初春の今日ふる雪のいや重け吉事」。〝新春のきょうの雪が降り積むように、今年も良いことがますます重なってほしい〟との願いに、古今、変わりはない▼6年ぶりの暖冬で、この年末年始の実際の雪は、例年より少ないようだ。だが、日々の信心にあっては、白雪のように純粋な心で励み、福徳を積みゆく一年にしたい▼「雪」といえば思い出すエピソードがある。30年ほど前のこと。東北のある小学校で、豪雪の冬を有意義に過ごすため、「図書館まつり」を開き、作家の手紙を展示するコーナーも設置することになった。1人の少女部員が持参した池田SGI会長の童話を級友が読み、〝ぜひ手紙を寄せてください〟とつづった▼SGI会長は海外指導を翌日に控えた多忙な中、3枚もの返事をしたためた。その中で、読書に励むことは、自身を「限りなく、豊かに広がっていく人間」へと創り上げる力になる、とエールを送った。その言葉を胸に刻み、努力を重ねた少女部員は、後年、教育の道を歩んだ▼冬が必ず春となるように、誓いを胸に、地道に重ねた努力も、必ず花開く時が来る。凜とした冬の空気に身も心も引き締め、清新の息吹で本年を歩きだそう。(城)

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