松阪市議会議員  松岡つねお(まつおか つねお)

安心・安全・希望の松阪目指して!

☆彡名字の言!

新聞社記事・WEB記事 / 2015年9月15日

❒聖教新聞:9月12日…より転載!

未来部員会で元気がなかった少年部員に声を掛けると、「あのね」と悩みを打ち明けられた。前の日の夜、両親が口げんかをしたという。それを見た彼は「胸がギューッとなり、ポロポロ涙が出て、心が痛くて痛くて……ぼくはどうしたらいいの」▼これほど無垢で小さな心に、どんな励ましの言葉を掛けたらいいか、考え込んでしまった。すると隣にいた少女部員が、「そんなときはね」と口を開いた▼「うちのパパとママも時々、けんかをするよ。そうしたら私は『ストップ!』と言って、2人の間に割り込むの」。そして少女は、両親の手を片方ずつ握り、父親を見て「ママに言いたいことは、私が伝えるから内緒話で教えて」と耳を貸すしぐさをするのだという▼引っ込みの付かない父親は無言だが、少女は「ふむふむ」とうなずき、「けんかしても解決しないね。ママごめんよ」と勝手に代弁する。すると3人で大笑いして、けんかは終わるという。見事な解決法に恐れ入った▼憎しみは憎しみを生み、「分断」をもたらす。分かり合おうとする努力が和解、ひいては団結を生む。家族から国家間に至るまで、人間同士の付き合いに本質的な違いはないはずだ。人と人、心と心、地域と地域を結ぶ日々の行動の中に、平和の種は詰まっている。(白)

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