Archive for 2015年 8月 21日

❒聖教新聞:8月20日…より転載!

 「平均寿命は86年と約10カ月で、世界一の長寿」――そう評されたのは、2014年生まれの日本人女性である。

 

 厚生労働省は先月、昨年の日本人の「平均寿命」を公表。女性86・83歳、男性80・50歳で、ともに過去最高に。女性は3年連続で長寿世界一、男性は前年の4位から3位に上がった。

 

 平均寿命は、その年に生まれた人が平均で何歳まで生きるかを示す。およそ、女性は2人に1人、男性は4人に1人が90歳の「卒寿」を迎えるそうだ。

 

 “人生50年”とは織田信長の時代にも、昭和の戦後間もなくにもいわれたが、今や“人生90年、100年”ともいう時代。長い高齢期をどう生き、幸福な人生にするかが問われている。

 

 ある研究者は、100歳以上の“百寿者”の多くは「明るく前向きで幸せそうである」と。ただし、単純に「長生きだから幸せ」とは限らない。むしろ、「幸せな人ほど長生き」という調査結果もある。

 

 周囲から“ハンサムボーイ”と呼ばれ、106歳でベストドレッサー賞の特別賞に輝いた、教育学者の故・曻地三郎さん。授賞式の会見で、おしゃれの秘訣は「毎日、着替えること」とユーモアを交えて答え、会場を沸かせた。

 

 日本の障がい児教育の先覚者である曻地さんは、本紙で健康法を披露。「笑顔とユーモア」を第一に掲げ、高齢でも脳梗塞などを患うことはなかった。

 

 脳には適度な刺激が大切だ。曻地さんは「定年前までは、ほぼ課題は向こうからやってくる。課長としてどうするか、家庭人としてどうするか。ところが、役職も定職もなくなれば、自分で課題を設定しないかぎり、刺激的な問題はどこからもやってこない」と語る(『106歳のスキップ』亜紀書房)。

 

 厚労省は、健康上の問題で日常生活が制限されない期間を示す「健康寿命」も算出。男女とも70歳代前半で、いかに延ばすかが課題という。同省は「スマート・ライフ・プロジェクト」として「適度な運動」「適切な食生活」「禁煙」「健診・検診」を勧めている。

 

 とはいえ、高齢になれば何かしらの病気を抱える人も多い。体の衰えが年相応なら“健康”と捉える学者もいる。できなくなったことに落胆するよりも、前向きに暮らす方が幸せを感じやすいという。

 

 高齢者一人一人が生き生きと暮らせる社会を目指し、「老い」を温かく支え合う“人と人との絆”を大切にしたい。

昇地三郎

 

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