2012.2.2(木)
「災害による停電でモータ駆動ができない場合など、浄水場などの給水機能は確保されるのか。対策はどうなっているのか」
AM.上記のご意見を受けて、松山市水道管路管理センターを訪問、調査。
以下、調査概要です。
1.水道管路管理センター
【水道版防災センター 災害時の応急給水や応急復旧などの活動拠点】
(1)災害時の作戦本部
(2)応援部隊の受入基地
(3)資器材の保管場所
・平成23年10月開設
・大震災では管路が分断され、末端への給水は困難となる。センターで①応急給水班と②応急復旧班を始動。
・2,000ℓの給水車1台配備。平成24年2月に1台追加配備の予定。
・市内給水本管は2,000kmに及び、分管については110万枚の膨大な情報量となるが、マッピングシステムを導入しデータ管理。迅速で正確な情報入手が可能となった。
2.市内応急給水拠点 計33カ所
(1)飲料水兼用型耐震性貯水槽4カ所
・新玉小学校容量50㎥、勝山中学校・道後中学校、雄郡小学校にそれぞれ容量100㎥
(2)緊急遮断弁を設置している配水池23カ所
・緊急遮断弁を設置することで緊急時の飲料水を大量に確保
(3)市之井手浄水場など主要な浄水場6カ所、ポンプ場1カ所
3.自家発電装置設置施設
(1)市之井手浄水場
・浄水処理のための自家発電装置既設。配水池へのポンプアップはできない。
・2系統電源で電源確保。
・この浄水場を耐震化したことで、給水率の50%を確保。
(2)水道管路管理センター
・72時間自家発電可能。