2011.11.30(水) ②

AM.市民福祉委員会。
閉会中の調査・研究テーマ「高齢者の地域生活支援」について意見集約。
私からは以下を提言。

提言1.「“包括”の強化」

(1)広報・周知の強化

看板の設置等、地域への広報・周知の取り組みに温度差が見られ、一定の要件を設ける必要があるのではないか。

(2)アウトリーチ機能の強化

自ら出向いていくアウトリーチの必要性が高く、そのための人材充足が必要なのではないか。

(3)ネットワーク形成力の強化

身近な相談窓口としてより一層地域に入り、地域実態を把握し、ネットワークを形成していく必要があるのではないか。

提言2.「サロンで元気」

介護予防のためにもサロン事業を一層拡充し、介護保険に該当しない高齢者への生きがい対策事業の充実を図る必要があるのではないか。

提言3.「ポイントで元気」

既存の市「地域福祉サービス事業」はボランティアでの助け合い。提供者はボランティアでポイントが溜まり、ポイントで換金あるいはサービス利用できる。

介護保険給付の抑制、地域での助け合いの形成の観点から、本事業の共助形成における位置づけを再確認し、ボランティア・ポイント制度の再普及と利活用を促進してはどうか。

提言4.「見守りで元気」

ある地区では、地域とのつながりづくりを目的に、地域サークルが独居高齢者宅へ手作り弁当を月1回配食していると聞き及ぶ。経費は町内会の単独事業。また、ある地区では、民生委員が見守りを兼ねて飲料を配達していると聞く。経費は事業所協力。高齢者の見守りについては、それぞれの地域で特色ある取り組みを行っている。

しかしながら、「市民が地域から孤立し、必要な制度やサービスが受けられないまま死に至ることがないようなネットワーク」は構築されてはいない。市政として体系立てた方策が必要ではないか。

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松山市 吉冨健一
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