終戦記念日街頭遊説
地域住民の合意
地元地域では有害鳥獣対策として猟友会のみなさんの協力を得て、二ホンジカを捕獲し、共同埋設している。昨年まで4年間ほど埋設していた場所から他の地域に埋設場所を移動した。その際、「地元の住民に市当局から全く説明がない。おかしいじゃないか。」との声をいただき、行政に伝えた上、事実を報告するよう申し入れした。そして担当課は自治会長さんへの説明会をへて本日、地元住民説明会を開催し、埋設処理に至るまでの経過や今回の埋設場所移転の経過について説明をした。(当然私も参加させていただきました。)
地域住民からは共同埋設や自家処理(捕獲場所で埋設すること)の問題点や近隣の市へ捕獲した鹿を引き取ってもらう事業の詳細について質問があった。
今日集まったみなさんは共同埋設も仕方がないという考えだが、市は反対の方がおられるので、共同埋設はやめると説明した。そもそも全員の賛成を得られるということは非常に難しいこと。丁寧に説明をしたうえで、反対の方が少しいても、これまで行っていた共同埋設を行っていくこともできたのではないかとの意見も出た。
地元では年間850頭も駆除しており、農業被害もかなり減少してきた。共同埋設中止で、今後の捕獲等数やの農林業被害の増加についても注視していかなければいけないと考えます。
説明会が終了した後、みなさんから聞き取りをした結果、根本的には上田市として処理施設が必要だという意見が多かった。そのための大きな課題は「地元住民の合意を得られるかどうか」に係っている。その際、地域振興策が引き合いに出されるところだが、単に何かの施設を作るというのではなく、将来を見据え、地域の特性やまちづくり計画に沿った振興策を示しながら、地域の合意形成に努力することが求められるのではないかと思った。