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バックナンバー 2007年 11月 9日

本日、行政視察の為に習志野市に行ってきました。
実は、つい一週間ほど前、車を運転しながらラジオを聞いていたところ、「習志野市で、災害時の備えとして、人工こう門や人工ぼうこうを体に付けている人たちが利用する袋(パウチ)を備蓄する取り組みを始めた。」とのニュースを耳にしました。そこで、是非参考にさせていただこうと思い、急遽、視察のお願いをした次第です。

がんなどで直腸やぼうこうを失った人は、人工こう門や人工ぼうこうを体に設けています。(このような人たちをオストメイトと言います。)そして、それら人工の排せつ口(ストーマ)には、袋(パウチ)を装着して生活をしておられます。つまり、パウチは、オストメイトさんたちにとっては、生活必需品です。
県では、災害時も、パウチなど必要な装具が避難所にいるオストメイトさんたちに届けられるようにしておりますが、千差万別のストーマに合わせた装具を用意する必要があるため、届くまでに1週間ほどかかってしまうそうです。

そのため、今回、習志野市では、オストメイトさんたちが、あらかじめ1週間分の装具を備蓄用として市側に持参して預けておくという取り組みを始めたとのことでした。

実は、わたくしごとで恐縮ですが、私の父親も直腸がんで亡くなったのですが、最後の数年間は、人工こう門を設けて生活をおくりました。その生活を近くで見ていて、とても大変なことだと感じておりました。
ましてや、災害時、避難所での生活は、健常者といえども全員が極限状態におかれることが想像されます。そのような中で、オストメイトさんたちにとっては必需品のパウチがそろっていないと、それこそ、避難所にすらいられないということになりかねません。

その意味でも、今回の習志野市の取り組みは、とても素晴らしいことだと感じました。もし出来るなら、この松戸市でも実施できないか、真剣に研究してみようと思います。

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松戸市 織原正幸
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