昨日(10月1日)、今年の4月より開学した夜間中学校「第一中学校みらい分校」の授業参観に行ってきました。
みらい分校は廃校となった旧古ヶ崎南小学校の校舎を活用して開設されています。
今回は市議会議員を対象にした授業参観で、授業の様子を私たち議員に公開したものです。
冒頭の説明で「生徒の向学意欲が非常に高く驚いています」とのお話が有りました。
10代―10名、20代―2名、30代―1名、40代―3名、50代―3名、60代―3名、70代―1名、
国籍別では
日本―16名、中国―1名、ブラジル―2名、アルゼンチン―1名、ネパ-ル―1名、アフガニスタン―2名、
幅広い年齢層の方が国の国境を越えてこの「みらい分校」で学習していることが分かります。
授業の内容は
同2年生程度の「ミドル」
同3年生程度の「チャレンジ」
また、外国の方のための日本語指導が3段階に分けられ行われています。
初めに見た日本語の授業では数字と時計を使って、
1(イチ)1時(イチジ)
2(ニ)2時(ニジ)
3(サン)3時(サンジ)
4(ヨン)4時(ヨジ)(ヨンジではない)
5(ゴ)5時(ゴジ)
6(ロク)6時(ロクジ)
7(ナナ)7時(シチジ)(ナナジではない)
8(ハチ)8時(ハチジ)
9(キュウ)9時(クジ)(キュウジではない)
10(ジュウ)10時(ジュウジ)
11(ジュウイチ)11時(ジュウイチジ)
12(ジュウニ)12時(ジュウニジ)
4時・7時・9時、改めて日本語の難しさを実感しました。
社会の授業では忘れていることが多く、改めて授業を受けなおす必要があるかもと、我を振り返ると恥ずかしい限りです。
見させて頂いた生徒さん全員が積極的に授業を受け、横を向いていたり、片肘をついてふざけ半分で聞いているような生徒さんは一人もいませんでした。
乾いた砂地に水を流すと勢い良く吸い込んでいく様に、生徒さん全員が前向きに学習している姿を見ると、この夜間中学は必要とされており求められていると実感しました。
9月議会では一部の議員から「夜間中学の定員が40名なのに対して春の入学者が22名しかいないのは、市の想定が甘く誤りであり税金の無駄づかいなのでは」ともとれるような発言がありました。
しかし、そんなことはありません。必要としている方に必要な教育を行うのは行政の大切な役割です。
私は、私たち公明党は、この夜間中学校を全力で応援します。
今後も未来に向かって継続していけるように支援していくと共に、全国に広まってほしいと願ってやみません。