今日(8月6日)、午前中に豪雨がありました。松戸市内では床下浸水が1件発生したとの情報があります。
私は稔台交番前の浸水被害が発生する場所で、降り初め(10時10分頃)から様子を見ていました。
写真は、稔台交番前の排水ポンプが設置されている場所です。(歩道上のコンクリート蓋下部にポンプが設置されており、車道上の大きなグレーチングより雨水を取り込んでいます)
少雨時より排水ポンプの運転状況を確認しました。これは、手元操作盤は鍵がかかって一般の人は状況を見る事ができないのですが、隣の電力メーターの動きにより、ポンプが止まっているか動いているか2台運転なのかを判断しました。
写真は、路面にたたきつけるように降る雨の様子です。
松戸中央消防署では11:00までの10分間に10.0mmの降雨を記録しています。これは時間60mm/h相当となり大変に強い雨です。総雨量は26.0mmでした。
五香消防署では11:10までの10分間に10.0mm、総雨量35.0mmの降雨を記録しています。
10時50分頃より急に雨が強くなり、見る見るうちに水位が上が始め10時57分には道路冠水が始まりました。
道路冠水は短時間で路面一面に広がりました。
降雨が始まった時点でポンプの運転状況を確認できた事から、1台運転、2台運転の違いを見極める事ができ、かなり重要なデータを把握する事ができました。
写真は、ポンプピットに流れ込む雨水の様子です。
写真は、ポンプピットに流れ込む水位が上昇し冠水寸前となっている様子です。
グレーチングの下にあるゴミを除去するスクリーン(くし状の物)上部にまで水位が上昇しているのが分かります。(上の写真と比べてください)
写真は、路面冠水している状況です。
写真は、反対車線にも冠水している様子です。
写真は、反対車線側から見た様子です。
雨が小降りになるとすぐに水位が引き始め、
11時19分には冠水は無くなりました。
道路冠水を松戸市防災課と秋林県議に連絡したところ、11時40分頃に作業員の方が3名来て、流入部のスクリーン清掃をしていきました。
その後、秋林県議から県土木事務所からの報告として「ゴミのつまりにより冠水が発生した」と報告があったと聞きました。
しかし、これは明らかな間違いです。なぜなら、ゴミのつまりによるのであれば、スクリーンの前後で水位差(水面の高さの違い)が発生するはずですが、今回は発生していません。
右の写真が路面冠水時のポンプピットの様子です。右側の流入部と左側のポンプピットに水位の違いはありません。
今回は、現場を直接見る事ができ、その状況を写真やビデオに記録しています。データは有るのです。
私が得たデータを元に秋林県議と連携をとって、県土木事務所に詳細を説明して必要な改善を求めて参ります。
平成22年に当選させていただいてより、この場所の浸水対策について要望をいただいておりましたが、浸水している状況を直接この目で見る事ができず、対策の手を打つ事ができずにいました。雷雨や台風の時に足を運びながら毎回空振りとなり、2年近くが経過しましたが、やっと次の一歩に進めることでき、とてもうれしいです。