松戸市役所の空調設備や電気設備がどのようになっているのか、管財課にお願いして見学させてもらいました。
電気設備は6600Vで受電、1550Kw/hの契約です。
写真は監視盤です。見たとおりとても古く、設備の完成時(昭和45年)より使用し続けています。
私が都の職員として採用され、下水道局に配属されたときのポンプ所の監視盤と雰囲気がとても似ており、懐かしい気持ちになりました。
夏場のピーク調整契約により、昨年は600万円の割引(節減)ができたそうです。このピークカットに活躍したのがデマンド監視装置(写真2枚目)です。
電気設備の配電盤裏面は解放されている古いタイプです。設置当初のタイプで、現在では安全性向上の観点から盤の中に収まっている密閉タイプとなっているのですが、皆さんが大事に使用しているようです。
写真は(冷房用の冷水を作る)冷凍機です。夏場の需要が多いときは、朝からフル運転して4℃の冷水を作って地下タンクに貯蔵し、ピーク時には冷凍機の運転を止めて、ピークカットに貢献しているそうです。
機械やその周辺がとれもきれいで、維持管理している方々が大切に使用されていることがよく解りました。
私は、ホコリが多く溜まりお世辞にも衛生的とは言えない機械室を想像していましたが、全然違い、ビックリしました。
非常用発電機です。150KVAの能力があります。
昨年の計画停電の時には大活躍しました。担当した職員の方は、これまで長時間の実負荷運転の実績がなかったため運転中に万が一のトラブルが発生しないかドキドキしていた。と話されていました。
縁の下の力持ちが居るからこそ、計画停電という厳しい状況でも最低限の電力が確保することができたのです。
本当にご苦労様でした。
非常時でも市役所の機能を維持するためには、この非常用発電機の能力アップが必要ではないかと思います。
市役所の設備はとても古く、監視盤や電気設備は根本的な改修が必要な状況です。
新館などは耐震化の対策も必要となることから、これからの庁舎のあり方について議論をする必要があると感じました。
最後になりますが、管財課を初めとした職員の皆様、委託を受け対応していただいた職員の皆様、様々な分かり易い資料を作成していただき、また丁寧な説明をしていただき、ありがとうございました。
機器を大切に・丁寧に扱われていることがよく解りました。
皆様のおかげで、老朽化している機器類も最適な状態を保ち運転を続けられているのですね。
老朽化している機器の保守点検は大変でしょうが、今後も頑張ってください。期待しております。