公明党の「就職氷河期世代」支援検討委員会(委員長=中野洋昌衆院議員)などは22日、厚生労働省で根本匠厚労相と会い、バブル経済崩壊後の就職難に直面した「就職氷河期世代」への支援に関して、非正規雇用者や無業者の就労・生活の支援強化、キャリア形成支援の充実に官民を挙げて集中的に取り組むよう提言した。根本厚労相は「同じ問題意識だ」と応じた。
「令和時代の人財プラン」と題した同提言は、官民協働による新たな支援の仕組み創設などが柱。既に30代後半から40代後半に達している同世代は今も不安定な就労環境にある人が少なくない実態を踏まえ、一人一人の状況や課題に応じた能力開発の充実、相談員による訪問型支援の強化など当事者に寄り添う支援の推進を求めた。
中野委員長らは同日、首相官邸で菅義偉官房長官にも提言を手渡した。