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桝屋敬悟
m0403@ymg.urban.ne.jp
バックナンバー 2013年 9月

9月10日、東京都千代田区の東京国際フォーラムにて、「平成25年度障害者雇用優良事業所等全国表彰式」が行われ出席いたしました。

この表彰式は、9月の「障害者雇用支援月間」にあわせて、障害者の職業的自立の意欲を喚起するとともに、障害者の雇用に関する理解と関心を深めるため毎年行っているものです。

当日は、多くの障害者を積極的に雇用している事業所や、障害者雇用支援月間ポスター原画募集などの応募作品のうち、特に優秀なものに対して表彰状を贈らせていただきました。

9月7日、カンボジアのシェムリアップで開催された第4回ASEAN+3社会福祉大臣会に出席しました。
この会議は、ASEAN10か国(インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン、マレーシア、ブルネイ、ベトナム、ミャンマー、ラオス、カンボジア)の社会福祉に関する課題の解決について議論するとともに、それに対して日本、中国、韓国の3カ国がどのように協力するかについて意見交換する場として3年に1度開催されています。
今年のテーマは、「すべての人に社会福祉を-特に、子ども、障害者、高齢者に-」でした。私からは、地域包括ケアなどの高齢者福祉施策に関する日本の取り組みや、日本とタイの共同プロジェクトであるJICA初の高齢者関連プロジェクトなど厚生労働省の国際協力について紹介し、日本の経験、技術を伝えるとともに、国際協力を通じて学び合うことが有益であるとスピーチいたしました。

会合の議長であるカンボジアのウット・ソムヘーン社会問題・退役軍人・青少年更正大臣と会談を行いました。
会談で、ウット・ソムヘーン大臣からは、カンボジアと日本の友好は深いことが指摘され、日本が開発の最大の援助国であることへの感謝が述べられました。カンボジア政府は福祉制度をより良くするために、高齢化政策の見直しが必要と考えているため、2国間の協力を歓迎するとコメントがありました。
私からは、高齢化対策は福祉、保健、医療及び労働が関わるものであること、そして日本が高齢化対策の国際協力を進めていることを説明しました。
また12月には日本で、“Active Aging(活動的な高齢化)”を中心テーマに各国政府の行政官を招待し、ASEAN日本社会保障ハイレベル会合が開催される予定であるため、福祉、保健医療及び労働といった、関係する分野における意欲のある担当者に参加していただきたいとお願いしました。

また、第4回ASEAN+3社会福祉大臣会合の前に、9月6日タイ・バンコクに立ち寄り保健省のプラディット・シタワナロン保健大臣と会談を行いました。私から、JICA初の本格的な高齢者関連の国際協力をタイが受け入れたこと、着実な実績を上げていることについて、タイ側の努力と協力に深い感謝の意を述べたほか、日本、タイ両国では、今後とも、高齢化が進行することから、タイが、この分野でのASEAN諸国のリーダーとして取り組み、模範となっていくように祈念する旨、お伝えしました。

タイのプロジェクトを実施しているノンタブリ地域のバンシートン町役場と高齢者住宅の視察を行いました。高齢者の住環境や介護ケア、ケアマネジメントの実態について説明を受けました。町役場では、着飾って下さったボランティアの皆さんの出迎えで歓迎を受けました。

このたび、9月5日から8日までの4日間、カンボジアのシェムリアップで開催された「ASEAN+3社会福祉大臣会合」に参加してきました。

この会合は、ASEAN諸国における社会福祉分野の課題解決について議論するとともに、日中韓3ヶ国の協力のあり方等について意見交換することを目的として開催されました。

2004年12月に、第1回会合がタイのバンコクにて開催され、以後、3年に1回開催されています。第1回のテーマは「地域福祉の向上」、第2回が「開発における障害のメインストリーム化:将来に向けた教訓と行動」(2007年/ベトナム・ハノイ)、第3回が「家族制度・役割強化:高齢者福祉の推進」(2010年/ブルネイ・バンダルスリブガワン)、そして、このたび4回目の会合として、テーマに「すべての人に社会福祉を-特に子供、障害者、高齢者に-」が掲げられました。

9月5日は、成田を出発して、タイ・バンコクまで移動。JICA専門家、大使館書記官と意見交換しました。

6日午前、プラディット保健大臣を表敬。保健省や、パンシートン町役場、高齢者住宅を視察しました。夕刻、タイ・バンコクから会場となるカンボジア・シェムリアップに到着。カンボジア政府主催の夕食会に参加。

7日、いよいよ「ASEAN+3社会福祉大臣会合」(ソカ アンコールホテル)に臨みました。終了後は、カンボジア政府主催の現地視察に向かいました。短い行程ではありましたが、出合った様々な方々と中身の濃い議論を交わすことができ、翌8日、バンコクを経由して、帰国いたしました。

東アジア地域における経済の持続的な発展、技術力及び生活水準、そして福祉制度の向上のため、東アジア地域の協力をより一層深めていくことを心に深く誓いました。

先日、厚生労働省にて再発性多発軟骨炎(RP)患者会(代表/永松勝利 氏)の皆さんより、RPの治療法確立と治療薬開発のための研究促進などに要請を受けました。公明党難病対策プロジェクトチーム座長の江田康幸衆議院議員と、山本博司、河野義博の両参議院議員も同席。

RPは全身の軟骨組織に激痛を伴う炎症を起こす疾患で、気管支などの軟骨に炎症を起こすと気道が閉塞し、呼吸困難により命に及ぶ危険もあります。国内の推定患者は約500人とされ、原因は不明で有効な治療法・治療薬は確立されていません。

永松代表は、発症から診断までの時間が短ければ重症化する可能性が低くなることと強調され、「研究の継続性が一番大事」であることを訴えられ、RPを特定疾患治療研究事業として認定することや、治療体制の構築を求められました。

特定疾患治療研究事業も新しい枠組みの中でスタートするところです。しっかり取り組んでいくことを約束しました。