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桝屋敬悟
m0403@ymg.urban.ne.jp
バックナンバー 2012年 3月

この4月、診療・介護報酬が6年ぶりに同時改定されるのを前に、福祉の現場を担う方々の生の声を確認するため、去る3月19日山口市の特別養護老人ホーム「梅光苑」(ばいこうえん)と、周南市のグループホーム「心音」(ここね)と「こころ」を訪れました。

民主党政権下におけるこのたびの報酬改定は、24時間対応の医療・介護サービスの強化が柱となっているものの、その実、現場の意見を無視したビジネス優先の机上論となっており、“福祉の心”が理解できないが故の矛盾を含んだ内容となっています。 

 

「梅光苑」では、内田芳明苑長と意見交換。

内田苑長からは、介護報酬の時間区分見直しに伴い、やむなく交代制勤務を導入せざるを得なくなった現状とともに、都会と地方におけるニーズ、手法、人手の違いなど、地方の現状を無視したものの考え方について、数多くの指摘がありました。

 

 

「心音」「こころ」では、松本茂樹社長と意見交換。

松本社長からは、要介護度が低くなるほど報酬単価が下がることに対し、グループホームの当初の目的が見失われていくことへの危惧とグループホームが特養化している実態。また認知症の方の要介護認定の見直しや、ツーユニットの場合、報酬が下がってしまう上に夜勤体制の強化が課せられ、更なる負担増となることなど、切実な指摘がありました。

 

その福祉サービスに従事する方々のお心というものは『仮に収益が下がったとしても、わが地域の方々をお守りするために事業展開し続ける』『本当に良い制度とは、収益が上がる制度をいうのではなく、継続可能な制度のことをいうのである』との誇り高き思いであります!!

だからこそ、「そういう方々の働く環境の改善」を第一とし、「そういう施設だからこそ、断固、守っていく」との覚悟で、これからも「福祉の党・公明党」の桝屋敬悟、筋金入りの福祉を実現させて参る決意であります!!