20日に奄美大島を襲った記録的な豪雨災害!奄美市住用町ではグループホームでは女性2人が浸水した濁流にのみこまれ死亡したとの報道。昨年の7月、山口県の防府市における特別養護老人ホームを襲った集中豪雨を思い出す。
福祉施設の災害対策、尊い人命が損なわれる被害が続いている。災害弱者対策を今一度考える必要がある。
グループホーム、全国で既に10万人を超える認知症のお年寄りが生活している。火災による死亡事故が続き、やっと簡易型のスプリンクラーの設置が進み始めたところ。今度はゲリラ豪雨の対策を考えなければならない。ともかくも、いち早く非難する以外にないと考えるが、特に夜間などの職員配置が少ない時、どうするか。今回の災害を今一度検証する必要があると強く感じる。
公明党の調査団も現地入りしている。調査団の報告を待って、今後の対策を検討したい。
10月18日、参加者が仕事を終えて夕刻集まって、小さな介護の勉強会を始めました。民間事業者を中心に、介護事業に従事するメンバーが集まり、事業者が抱える問題点や、今後の介護保険事業の行方など情報交換を行いながら、地域福祉の担い手として事業者のスキルアップを図る場を作りたい、そんな思いからスタートしたものです。
下関市を中心にした勉強会ですが、呼びかけ人は、梅光学院大学の吉島先生や民間事業者の竹林さん、そして、私も入っているのです。
今回は、初めてということもあり、次回の介護保険制度改正に向けての社会保障審議会介護保険部会の議論の模様を報告。
今後の施設整備の方向、24時間地域巡回型訪問サービスの現状、宿泊付きデイサービスの議論などが中心でした。
次回は、介護保険施設の関係で、高齢者向け住宅、特に高専賃などの制度の詳細について勉強しようということになりました。
週一回の上京!今日は、厚生労働省の介護保険計画課の担当と懇談しました。現在社会保障審議会の介護保険部会で議論されている内容を確認しました。11月中には論点が整理され、明年2月には法律改正などの項目が明らかになるようだ。報酬改定は24年度だから、来年度大きな制度改革はないだろう。介護保険部会での議論は、次期報酬改定を見越して議論してもらいたいものだ。
介護施設の整備など環境整備については、ユニット型個室と多床室の位置づけが議論の対象。また、特別養護老人ホームだけでなく、生活支援付き高齢者専用賃貸住宅の整備をどう進めるかが論点。在宅サービスでは、24時間地域巡回型訪問サービスの促進が目玉のよう。宿泊付きデイサービスも論議になるだろう。その他、軽度者に対する生活援助、家事援助などの取り扱いもさらなる対象の絞り込みも想定される。介護予防の在り方もボランティアに期待するような論議。
そして、時限的実施されている介護職員の処遇改善交付金を24年度以降どうするか!大きな課題だ。社会保障財源の確保が見えてこない中で、限られた財源で制度を考えると、介護保険の根幹部分が壊れていくのではと心配でなりません。今月はケアサミットも開かれると聞いている。議論の行方を見守りたい。
体育の日、祭日のため動きをとどめてデスクワーク!
実は数日前から悩んでいます。山口県の防府市において、議員定数削減を求める住民の直接請求の署名活動が始まっています。市長選挙で議員定数半減を公約とした方が当選し、議論が始まりました。
目を転ずると国会では、地方自治法の改正案が審議されようとしています。内容は、人口規模で定められていた地方議会の議員定数の上限が撤廃されるというもの。地方議会の規模は、地方が自由に決める時代になりました。
私は、地方議会の議員定数は行政改革や経費削減の視点だけで論じてはいけないと考えます。地方自治体は民主主義の小学校といわれています。数が減れば、当然、議会の機能は低下します。住民の代表としてどの程度の規模が適切なのか。多様な、そして複雑な住民ニーズを反映できる適切な規模はどの程度なのか。ここは冷静に考えなければ…と頭を悩ませています。地方行革が進む中で、議員定数の削減も避けて通れませんが、それでは、何人がいいのか?思索を続けたいと考えています。