バックナンバー 2015年 12月

 ふくべ通信28年1月号を発行しました。発行部数は8,000部。これから近隣等に配布します。

 内容については次のとおりです。

 福部通信28年1月号表 

 福部通信28年1月号裏

  

 12月16日(水)午後1時30分から飯山総合学習センターで、また、午後7時30分から丸亀市総合学習センターにて、自身の議会報告会を開催しました。参加者は両方で96人。久し振りに、多くの方に来ていただきました。12月議会の一般質問の内容を中心に報告しました。固い話なので、聞くのは大変だったと思いますが、活動していることを皆に示すことが大事と思っています。

12月度議会報告会

 

 

 

 

 

 

 話は変わりますが、これまでの議員活動の中で、初めて要望して街路灯が設置されました。一般的に街路灯は必要最小限度に設置されるものですから(防止灯が主)、よく設置されたと思います。現場は、土器川沿いの道路で、暗い交差点でしたので、歩行者にとって夜間通行しやすくなります。

街路灯

 また、この一帯は、太陽光を利用した石灯が間隔をあけて設置されていますが、石灯自体弱い発光の上、雑草に被われ、その効果はほとんどない状況でした。今は除草もされ、灯りも見え、通行しやすくなっています。

 

 

 

 

 

 

除草前

 

 

 

 

 

 

除草後

 今月7日、市は丸亀市医師会に対して、「転院搬送情報用紙」を活用するよう協力を求めました。この用紙は、依頼元病院が、傷病者の情報(氏名、住所、転院理由、搬送先病院、既往歴、意識レベル、瞳孔、脈拍、血圧等)を記入し、転院搬送前に消防署に提出するものです。

 これまでは、救急隊が現場到着後、県下共通の様式で、傷病者観察メモに情報をデジタルペンで記入後に搬送先病院へスマホで送信することにより、受入れ病院は事前に傷病者の容態等を把握、診療に活用していました。しかし、消防隊自身は、患者の容態が依頼元病院へ行くまで分からず、患者を車内収容後、情報を収集しているため、現場出発に時間を要する場合がありました。

 この時間を要した患者から相談を受け、市長に対策を要望していたところ、今回の改善策となりました。

 昨年6月9日、市長に政策提言した内容については次のとおりです。 

◎救急業務における転院搬送のあり方について 

 転院搬送とは、医療機関の入院患者等が症状の悪化などにより専門的な処置を必要とする場合など、緊急に他の医療機関に搬送する必要があるとき、医療機関の依頼に基づき市の救急車が転院先に当該患者を搬送することです。
 先般、転院搬送を受けた市民の方からの相談で、病院を出発前、救急車の中で長い間待たされ、転院先の岡山大学病院への到着が予定よりも1時間遅くなった。インフルエンザによる肺炎の重症化により、人工肺装置のある岡山大学病院に転院することになったのですが、まだ寒い2月、家族としては病状が悪化しないか、すごく心配だったとのことです。幸い、本人は奇跡的に回復し、2か月で退院しましたが、そのお話を聞いていると、肺炎の怖さを痛感するとともに、救急車の搬送時の対応が手間取ったことに疑問を感じました。
 転院搬送は、たとえば平成24年1年間では546件あり、救急搬送全体の11.5%を占めており、それ自体珍しいことではないですから、要は事例によって状況が変わるのだと思います。
搬送の2時間前には消防本部に連絡が入っているのに病院からの出発になぜ手間取ったのか納得できないと家族の方は言われていましたが、転院搬送には、限られた時間の中での要請医療機関との連携において、たとえば酸素ボンベや当該医療機関から指定された資器材の準備等、一定の困難さが伴う場合もあるかもしれません。
 いずれにしても、今後、こういった市民を不安にさせる事例を減らすという意味でも、日ごろから、医療機関等と適切に連携するとともに、消防本部内部においても、意識面や資器材など、転院搬送に対しての体制を整えておくほか、患者、家族に対する説明責任を十分に果たすことが重要ではないでしょうか。
 そのためには、仙台市のように、転院搬送時の対応などを定めた「実施要領」の制定や「転院搬送の手引き」の作成をしたり、また、横浜市のように、転院搬送する医療機関および医師が転院搬送の要件を承知し、適正な救急搬送手段を選択していける「転院搬送ガイドライン」を作成したりすることが、救急車の適正利用も図れ、本市の適正かつ円滑な転院搬送業務につながるほか、そのことの市民等への周知にもなることから、大変有効と考えます。これらのことを本市においても実施してはどうでしょうか。

 

12月7日、4番目に一般質問を行いました。内容については次のとおりです。

IMG_2042

 

 

 

 

 

 

 

◎観光地や防災拠点などにおいて、Wi-Fiスポットの設置を拡大してはどうか。
【回 答】
 JR丸亀駅構内および丸亀城内にある観光案内所に設置する方向で検討するなど、観光施設を中心に拡充に努めたい。防災拠点については、費用負担の増加が課題であるので、施設管理者などと引き続き協議したい。

◎地域包括ケアシステム等の中で、介護支援ボランティア制度を活用できないか。
【回 答】
 改正介護保険法で義務付けられている「生活支援体制整備事業」の中において検討を進めたい。なお、この事業におけるサービスの提供については、報酬等の対価を伴う有償ボランティアを想定している。

◎総合的な自殺対策を進めるため、自殺対策条例を制定してはどうか。
【回 答】
 条例制定よりも、「丸亀市健康増進計画 健やかまるがめ21」の中で自殺対策を位置づけ、推進していきたい。

◎高齢者の就労環境の整備についての考えは。
【回 答】
 高齢者を中心としたセカンドライフ世代の就労支援について検討していくとともに、企業訪問の機会を通じて、高齢者等の就労についての啓発活動・求人開拓を行っていきたい。

◎美術館までの歩道の整備やミモカカフェをより魅力的なものにするなど駅前の活性化についての考えは。
【回 答】
 知名度のある美術館を核とし、県への要望を行うことや親善都市との文化交流促進の観点など検討を行うことにより、中西讃の拠点にふさわしい駅前の賑わいを創造したい。

◎本市の近現代における偉人、賢人(ゆかりのある人を含め)の功績をホームページや展示等で顕彰してはどうか。
【回 答】
 情報の収集や掘り起こしに努め、広報紙やホームページなどで偉業・功績を紹介したい。

 駅前のイルミネーションが11月25日から点灯しています。暗い駅前が少し明るくなってよかったと思っています。しかし、点灯期間は12月25日まで。いくら経費がかかるからといって、クリスマスで終わりは寂しいと思います。正月に帰省する人のことを考えると、寂しい発想ではないでしょうか。

 ちなみに、昨年3月議会でイルミネーションの継続実施を要望していました。下記のとおりです。

駅前イルミネーション

質問内容 
 続きまして、駅前のイルミネーションの継続実施についてお聞きします。
 昨年の瀬戸内国際芸術祭の一環で、10月4日からことしの1月12日まで、JR丸亀駅前においてLEDのイルミネーションが点灯していました。その期間、市民の方からは、駅前が明るくなった、にぎわいがある、防犯上効果がある、もう少し長い期間、例えばことしの3月まで点灯させてほしい等の要望が多くありました。他市では、この無機質な冬季の空間にイルミネーションを設置することにより魅力ある空間が生まれ、通行する人に安らぎを与えることができるとともに、駅前や市街地の魅力あるまちづくりにつながる等の理由で、冬の期間、駅前のイルミネーション事業を実施しているところが多くあります。
  先日、栃木県佐野市に視察に行った際も、やはり駅前イルミネーションが広範囲にきれいに配置、点灯されていました。冬の間点灯しているようです。本市では従来から、夜になると駅前は暗く寂しい印象でした。今回のイルミネーションで明るいにぎやかな雰囲気が醸し出されていただけに、撤去された後はもとの暗い駅前になり、残念な気がしております。
 今回のような駅前イルミネーション事業を、瀬戸芸に関係なく今後観光振興の一環として期間延長して冬の間実施するとか、まちづくりとして新たな手法で同事業を展開するなどして、駅前のにぎわいを創出してはどうでしょうか。

市の答弁
 駅前イルミネーションの継続実施についてお答えいたします。
 駅前イルミネーションにつきましては、昨年開催されました瀬戸内国際芸術祭2013に合わせ、本市を訪れる観光客の方々を歓迎するとともに、市民の皆様にも本島で開催される瀬戸内国際芸術祭を広くPRするため、本市の玄関口でもあり、多くの人々が往来するJR丸亀駅南口の旧噴水跡地に、ふるさと丸亀のシンボルである丸亀城、国の伝統的工芸品である丸亀うちわ、金比羅参りの北前船をデザインした光のオブジェを設置したものであります。
 議員御承知のとおり、イルミネーション設置期間中、観光客はもとよりJR丸亀駅を利用する学生や市民の方々、特にお子さん連れや若者を中心に記念写真を撮る姿が数多く見受けられるなど、大変好評であったと伺っております。
 イルミネーションにつきましては、魅力ある空間の創出や、それに伴う集客効果のほか、人々に癒やしの心理効果を生み出すことや、まちが明るくなることで防犯対策にもなるど、まちづくりのツールとしてさまざまな効果が期待されております。 
 今回の駅前イルミネーション事業につきましては、本市オリジナルのイルミネーションオブジェのデザイン料、材料などのリース料、設置及び撤去にかかる費用等を含めた総額約80万円の予算で実施したものであり、期間を延長しても電気代以外には費用がかかりませんことから、一度設置いたしますと、長期間にわたり実施していくことは可能です。
 そこで、議員御提案の駅前イルミネーション事業につきましては、現在全庁の若手職員有志で立ち上げた若手職員まちづくり研究チームで丸亀駅周辺の活性化について検討しているところですので、当該チームに情報提供するとともに関係各課とも協議、連携し、本市が進めております駅周辺のにぎわい創出事業の一環として前向きに検討してまいりたいと存じます。御理解賜りますようお願い申し上げ、以上答弁といたします。

ブログバックナンバー
公明党広報
サイト管理者
丸亀市 福部正人
fukube@mxi.netwave.or.jp