バックナンバー 2015年 6月
6月4日(木)3番目に一般質問を実施しました。
歴史的な公文書の広範な利用を目指して
◎公文書館の設置について
(1) 基本的方向性は決まったのか。決まっていないのなら、いつまでに決めるのか?
(2) 公文書館の形態はどのようなものが望ましいと考えるか?公文書館には、限られたスペースの中で設置するものなど多様な形態がある。公文書館機能から公文書館へと段階を踏んでいくことも考えられる。現在、歴史的公文書を一括管理している飯山市民総合センターにその機能を持たせた後、新庁舎ロビー横など市民利用がしやすい場所の選定も視野に入れながら、大手町再編整備に対応することについての考えは。
【回 答】
歴史的、文化的価値のある公文書や資料等を適正に保存し、市民が必要なときに知的財産として活用できる環境整備を行うことについては、本市としても非常に重要なことであると認識しており、これら歴史的に意義を持つ文書等については、将来の世代に長く伝えていく責務があるものと考えている。
新たな公文書館の設置は相当な初期費用に加え、将来的な管理運営費用の財政負担にも十分な対応が必要になることから、まずは、公文書館機能を持ったスペースの確保が必要であると考える。本市が現在検討中の新庁舎の付加機能として、現在不足している文書等の保管場所の確保と併せて、閲覧等の利用がしやすい場所に設置する形態のほか、書画や文書に限らず歴史的な様々な資料を保存展示する資料館に統合する形態など、総合的な判断のもと、今後十分に検討したい。
◎歴史的公文書の件名等公表に関連して
(1) 歴史的公文書の飯山市民総合センターへの移管状況は?
【回 答】
現在歴史的公文書の保管場所については、本庁舎の地下書庫及び飯山市民総合センターの歴史的公文書保管庫としており、それぞれの文書保管スペースが不十分であることから、どちらか一方で一元管理することは現在は難しい。今後、文書保管場所の確保については、新庁舎の具体的な計画段階において十分に検討したい。
(2) 学校アーカイブズは移管対象か?対象なら、移管できているか?
【回 答】
学校アーカイブズについては、歴史的公文書の移管対象となるものと認識している。
(3) 歴史的公文書は非現用の文書であるとの認識でよいか?
【回 答】
本市の場合、歴史的公文書として保存されている公文書については、丸亀市情報公開条例第2条第2項で定義される公文書に該当するものとして運用しているため、現用文書として取り扱われているのが実情である。
(4) いつ公表予定か?市民および行政利用のため急務である。積極的な一般利用を目指す歴史的公文書を取り扱うゆえに、レファレンス窓口は情報公開窓口と同じでいいのか。
歴史的公文書は飯山にあるが、それですぐ対応はできるのか。専門的な要求に応えるために窓口を分けてはどうか。また、窓口がどこであろうと、その利用促進のため、レファレンスの積極的な周知が必要と考えるがどうか?
【回 答】
歴史的公文書の件名等の公表予定については、公文書類の内容・分量ともに膨大であることから、思うように作業が進んでいないのが実情である。
窓口については、歴史的公文書については、現時点では丸亀市情報公開条例の対象文書となることから、文書を保有する担当課または市民相談室が窓口となり、開示請求を行うようになる。
レファレンスの積極的な周知については、必要であると考えるが、そのためにも、現在行政管理課にて進めている件名等の公表に向けての確認作業を鋭意進めていきたい。
◎マンパワーの必要性
担当課の充実が必要でないか。他の業務との兼務では歴史的公文書の飯山市民総合センターへの移管も進まない。専従職員が必要。行政管理課の中に公文書管理室または係を設置しては?【回 答】
今後、文書管理を統括する担当課において、文書の保管場所の確保や知的財産としての活用方法など、本市として総合的な文書管理のあり方を定めた段階で、専門部署や専従職員の設置について、行政経験と知識を有する再任用職員の配置も含め、組織と人材確保の両面から具体的な協議をしなければならないと考えている。
◎レコードスケジュールの決定
公文書の保存年限満了後の移管が的確かつスムーズに行われるためには、「市内部に周知している歴史的公文書の基準を運用」だけでは不十分。決裁起案の段階でレコードスケジュールを決めてはどうか。決裁起案時、保存年限は記入しているが、それに追加して、保存年限後において①重要な行政施策・事業の公文書②実務・権利証明に必要な公文書③将来歴史的な資料になる文書④それ以外 の区別を、決裁起案文書に記入できるようにしてはどうか。
【回 答】
今後は、様々な自治体等の歴史的公文書認定基準を調査研究し、誰が見ても歴史的公文書に該当するか否か判断できるような認定基準の改訂や文書管理マニュアルの整備、また、今回議員提案の決裁起案の段階でレコードスケジュールを決める方法等も参考にして、更なる歴史的公文書に関する意識醸成と周知徹底を図りたい。
環状交差点(ラウンドアバウト)の導入について
◎スムーズな交通の流れを期待する交差点や安全を確保したい交差点において、環状交差点を導入してみてはどうか。
【回 答】
現時点では、費用対効果の面で課題はあるが、交差点改良による利用者の安全性の確保や円滑な道路交通は、快適な市民生活の実現には重要であることから、その効果が発揮できる適切な場所があれば、導入も視野に入れた交差点改良を行いたい。
青い鳥教室の開室時間の延長等について
◎学校の長期休業期間中、全教室で午前7時から開室することや早朝保育として別料金徴収の制度を設けることなどは考えられないか。
【回 答】
施設管理や支援員の確保、保育料等運営上の課題があることから、全小学校区での受入拡大が整った段階で、社会情勢等も見極めながら、延長時間、保育料等について検討したい。
◎老朽化した市内小中学校のプールの改修について、市の今後の対応は。
【回 答】
市内小中学校のプールで、耐用年数が30年を経過して老朽化している施設は7施設ある。施設の安全性等を勘案して、市内小中学校プールの年次整備計画を作成し、計画に沿った施設改修を進めたい。
文化観光大使委嘱事業の充実について
◎本間(ロサンゼルスオリンピック シンクロナイズドスイミング銅メダリスト、母親は綾歌町出身)さんのようなスポーツ界における著名人、実力者も観光大使の対象にできないものか。
また、この際、文化観光大使というネーミングをふるさと観光大使や特命観光大使などとし、幅広い人材を対象としていることを示せるよう変えてみてはどうか。
さらに、市ホームページ等で受嘱者の簡単な人物紹介を含め、文化観光大使の概要を発信してはどうか。
【回 答】
スポーツ分野における著名人の方々についても、情報収集を欠かさず、引き受けてもらうよう努めたい。
ネーミングについては、文化観光大使という名称がスポーツ分野の方々を含まないようなイメージがあるため、議員提案も参考にし、前向きに検討したい。
ホームページでの発信については、丸亀市文化観光大使を顔写真入りで紹介するなど、皆に分かりやすく、親しみをもってもらえるような情報を発信していきたい。
ご当地婚姻届の作成について
◎地元への愛着増進、定住促進につながるご当地婚姻届を作成してはどうか。
【回 答】
今年度、婚姻届の色を変えたり、ご当地キャラを使った親しみやすいものにするなど、デザインの変更について検討し作成する予定である。