1月16日(水) 渋谷区役所にて

町田市役所での視察を終え、14:00前に渋谷区役所にやって参りました。雪消えぬ東京に、嫌気と疲れが出始めておりますが、気合いを入れて視察を開始!!

公共工事における建設労働者(下請け、孫請け、一人親方等)の適正なる労働条件の確保を求める声が全国で上がっております。

高知市も、しかりであります。問題解決の方途を求め暗中模索しております。

受注者と下請負者の雇用関係、事業の質の向上、地域住民が安心して暮らす事ができる地域社会の実現を目指し、公契約条例の制定を早期に実現しました渋谷区の取り組みを山根・高木議員とともに視察をさせて頂きました。

 

「渋谷区公契約条例」制定について、渋谷区総務部 経理課長から説明を受け、様々な角度から意見交換をさせて頂きました。

現在までの公契約条例の制定自治体は6団体。千葉県野田市(H21.9)を始め川崎市(H22.12)多摩市(H23.12)相模原市(H23.12)渋谷区(H24.6)国分寺市(H24.6)の6市区です。

渋谷区は、都内では多摩市に次いで2番目。東京23区では、初の制定を実現。他の22区からも大変に注目をされており、影響力を持つに至っております。

渋谷区の労働報酬下限額については、国の定める公共工事設計労務単価における51職種において労務単価の90%の額を適用。

生活保護基準額を勘案し916円(1時間あたり)としております。制定済みの団体では、一番高い金額の設定となっております。

渋谷区の労働報酬化減額において良い悪いの判断はできませんが、渋谷区の現状を知らされました。ちなみに高知における最低賃金は652円(1時間あたり)。高知県内における建設労働者がより高い賃金を求め、都会に流出し人材不足の要因の一つになっているのではと、考えさせられます。

意見交換では、様々な意見や考え方がたくさん出ました。渋谷区と高知市のギャップなど問題意識をさらに刺激できたことは良かったです。(ただし、文章べたなので、文章表現がうまくできず内容を伝えきれません。すいません)

今回、経理課長から示唆に富むお話をたくさん賜り、よい勉強となりました。

高知市における条例制定までには、多くの課題が山積しているように思います。渋谷区においては、実質的には平成25年度からの制度スタートとの事。今後も連携をさせて頂き、研究を深める良いきっかけとなりました。

経理課長さま、ありがとうございました。

これにて、1泊2日の東京(板橋区・町田市・渋谷区)での視察は終了です。

 

 

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