バックナンバー: 2012年 1月

 本日は、高知市「防災人づくり塾」の最終日となりました。昨年の10月に開校して以来、全8回の講義を受けさせて頂きました。「想えば長く・・・気づけば、あっという間」の3ヶ月間でした。最終日は、一般市民も参加しての「防災講演」となり、多くの皆様が参加されました。講師として、東京大学地震研究所の都司 嘉宣(つじ よしのぶ)准教授を迎え「ミレニアム巨大津波は連動型地震で起きるは、大間違いだー」と題しての講演がありました。「ミレニアム津波=千年に一度の津波」は、決して連動型の地震によって引き起こされるものではないと断言されておりました。過去の歴史を観ても、単発でミレニアム津波を引き起こしている場合がある。との忠告をされておりました。地震研究において歴史上、解明できなかった事が3.11の大震災を通して明確になりつつあるとの事でした。その他、大変に興味深いお話もありましたが、文面上では伝えられないのが残念です。このたび卒業される防災リーダーは、250人になります。高知市にとりましては、大変に貴重な財産となります。私は、3.11以降、市民の防災意識の向上に応えるべく、「防災人づくり塾」の開校を年1回から、せめて年2回に拡張すべきであると要望をして参りました。その要望が今、実現される見通しとなっております。今回、講義を頂いた著名な先生方の講義を決して無駄にしない様に地域の防災リーダーとして、さらなる防災リーダーの輩出に向けて頑張ります!! 卒業できて、とてもうれしいです。感激感謝です。先生方・関係者の皆様、本当にありがとうございました。

 

1月11日(水) 第7回「防災人づくり塾」に出席しました。いよいよ卒業まで、あと2回の講義を受けるのみとなりました。本日の講義は「これまでの防災教育/これからの防災教育」と題して京都大学防災研究所の矢守克也(やもり かつや)教授の講義を受けました。教授は、心理学・教育学がご専門であり人間の精神面からの防災対策の取り組みをされております。教授より岩手県野田村の「野田村保育園の奇跡」についてお話がありました。3月11日の震災直後「野田村保育園」では、毎月1回の防災避難訓練が行われていたそうです。東日本大震災の被災地の中で、防災避難訓練中に地震・津波に襲撃されたのはおそらく「野田村保育園」だけだと言われております。保育園は津波で全壊しましたが避難訓練途中という事もあり、職員・園児の全員が高地に逃げて助かっております。通常の日ですと地震直後にあたる時間帯は、お昼寝の時間だったそうです。3月11日の当日は、早々に避難訓練の準備に取り掛かっていた‘まさにその時’震災に直面したそうです。このことをふまえて矢守教授いわく、普段のなにげない努力の取り組みがこのような幸運・奇跡を生んだのではないかと。「野田村保育園」では「くらしの中の防災」として早足散歩で避難路をたどってみる。園児がどのくらいのスピードで歩けるのか。他に避難ルートはないのか。雨が降ったら「あぜ道」は大丈夫なのか。雪の日はどうなのか。等々さまざまな角度から毎月1回の避難訓練を実施していたそうです。震災直後、避難訓練の途中だったので園児が津波の襲撃による衝撃的な場面に触れずに済んだ事も今後の成長過程における精神面において良かったのではないかとの判断をされておりました。いつ・どこで被災するかわからないからこそ日常の備えと訓練の必要性を改めて知らされた講義でした。

 

 1月10日(火) 本日は、高知市新井田・中州の埠頭を訪れました。午後の温かな日差しとともに潮風を受けながらヨットが優雅に航海をしておりました。出くわした釣り人との会話も弾み‘ほっと’一息させて頂きました。この埠頭に訪れた目的は、正直に言いますと私のささいな趣味であります「釣りの情報」を得るためと、もう一点あります。一見すると素晴らしい、のどかな風景にも見える浦戸湾ですが近年から大変に問題視されて来ている事があります。それは、浦戸湾内に漂流してくる「漂着ゴミ」・「沈着ゴミ」により湾内の環境が徐々に汚染されはじめている事です。昨年来より、地域住民の皆様から環境の改善に向けた取り組みの切なる要望を受けておりました。対岸にある「かんすぼり港」には、たくさんの漂着ゴミが打ち上げられており、地元の漁師の皆様にとっては深刻な問題となっております。昨年は、西森雅和(にしもり まさかず)県議会議員を通して「高知県港湾」と問題解決に向けた話し合いをさせて頂きました。しかし、抜本的な解決策を見い出せず心苦しい状況が続いております。浦戸湾にそそぎこむ七河川の環境保全もしっかりと取り組みながら未来に禍根を残さないために、今こそ高知市の「生命の源泉」である浦戸湾内の環境を断じて守っていかねばなりません!! そこで埠頭にて新年の新たなる決意をしました。本年は、さらに「湾内の水質改善と漂着ゴミ・沈着ゴミ」問題の解決に向けて全力で取り組んで参ります!!

平成24年1月8日(日) 「成人の日・記念街頭」に引き続き、初市が行われている日曜市にて恒例の「日曜街頭」に参加させて頂きました。本年最初となる「日曜街頭」でも、若者の政策について語らせて頂くとともに政策実現に向けた決意をさせて頂きました。たくさんの買い物客の皆様からお手を振って頂き、新年早々から激励を賜りました。本当にありがとうございました。「高知市政」および「高知県政」そして「国政」にとりましても本年は、正念場となる1年となります。どこまでも市民の皆様の声に真剣に耳を傾け、市政発展のため本年も全力で働いて参る決意を述べさせて頂きました。

平成24年1月8日(日)温かな日差しがふりそそぐ中「高知市成人式」が県民体育館にて晴れやかに開催され、公明党高知県本部青年局の主催で「成人の日・記念街頭演説会」を開催いたしました。公明党高知市議会議員・高知県議会議員・国会議員(石田祝稔 衆議院議員)が駆けつけ新成人の皆様に心よりの祝福のエールを贈りました。演説の冒頭で県本部青年局長の立場から昨年、全国的に実施した「若者雇用の実態調査」について報告をさせて頂きました。高知市における雇用状況の厳しさをふまえ「採用する側」と「採用される側」の双方のミスマッチについて言及。今後、調査の詳細をまとめ上げ、新たなる「若者雇用のビジョン」を示し、若者政策の改善と実現に向け取り組んで行く決意を述べました。高知市では、3、358名の皆様が新成人となりました。公明党青年局は、新成人の皆様とともに歩んで参ります!!  「若者の声」を政治に反映すべく、未来を担いゆく「若者の味方」となって、これからも全力で働いて参ります!!

 

12月16日(金) 「東日本大震災に学ぶ地震対策」と題して、名古屋大学大学院環境学研究科の福和 伸夫(ふくわ のぶお)教授の講演がありました。福和教授の講演は、大変にユニークで楽しく学習をさせて頂きました。「一度聞いたら、やらなくてはいけなくなる講義」をキャッチフレーズに2時間の講義があっと言う間に過ぎてしまいました。防災における既成概念を打ち破る講義で「常識とは何か」を考えさせられました。大変におもしろい内容であったので、福和教授の講演関連を「ユーチューブ」で検索し、拝見している今日この頃です。

12月9日(金) 岡﨑市政3期目のスタートとなる、第430回高知市議会定例会が開会となりました。一時の財政難から回避できたとはいえ、まだまだ余談のゆるせない課題が山積しております。定例会の開会にあたり、市長より要旨説明がありました。機構改革については、南海地震対策をさらに強化すべく「危機管理室」が平成24年度から「防災対策部」への格上げを目指し、さらには新たなるエネルギー創出をめざす対策として「新エネルギー推進課」が新設の意向です。その他にも、市役所の新築計画や消防署所の再編整備など最重要課題が盛り込まれております。6月・9月議会に引き続き南海地震対策を中心に質問戦に臨みます。只今、市民の皆様から寄せられた意見・要望などの声をまとめながら質問原稿の作成の追い上げをしております。市民の代弁者として登壇できるよう全力でがんばります。

12月9日(金)第5回目の防災人づくり塾に出席をしました。「今、改めて、南海地震への備えを考える」と題して高知大学農学部の大年 邦雄(おおとし くにお)教授が講演をされました。大年教授の専門分野である土木工学の視点からハード・ソフト両面の整備について具体的に教えて頂きました。浦戸湾口に建設予定の「可動式防波堤」の機能と効果については、浸水の速度を遅らせるために有効であるとのことでした。大年教授は、講演の結びの言葉として「あと10年で全ての地震・津波対策のめどを付けなければ、いざという時に間に合わない」との指標を出されました。これからの取り組みをスピードアップさせゆくためにも大変に参考になる講義でした。