バックナンバー 2016年 8月 3日

bitedog1409038月3日(水)高知県小動物管理センターで「人に対する犬の攻撃性について」学びました。講師は、マイ・ドッグ・トレーニング スクールの笠木恵子先生。

まず、犬は、何故、人をかむのか・・・その原因について詳しく教えて頂きました。その要因は、

1、本能(狩猟本能・危機回避本能・生殖本能)
2、衝動 3、特性 4、相互作用的な特性 
5、条件行動 6、潜在的なかみつきの刺激 
7、迷信的なかみつきの刺激 
8、挑発 
・・など上げられました。

犬には私達のように言葉がありません。いやという意思表示、危険という反発など、その意思の表現の一種であると思いました。しかし、子犬の時の甘噛み癖を直し、社会性を教えておかないと成犬の噛みつきはおおきなけがを引き起こします。

そこで、それぞれの時期の適正なしつけや、トレーニング、危険性などについて、ご自身の体験も踏まえご教授頂きました。

***興味を引く記事を発見!***

ペット先進国として有名な「ドイツ」では、犬は家族の一員としてとても大切に扱われています。

そのために、スーパーやレストラン、デパート、公共の乗り物の中にいたるまで、ありとあらゆるところで犬と一緒にでかけている人を見かけることができます。

また、スーパーの前には犬をつないでおく事が出来る場所が設置してあり、そこでおとなしく飼い主を待っている犬たちを目にする事ができます。

このように、犬を大切にしているドイツの人たちですが、じつは犬を飼うためには法律に定められてている条件をクリアしていかなければならないのです。

その法律とは、まず「動物保護法」「犬の保護条例」それに攻撃的な犬を飼う場合には「攻撃及び危険性の高い犬に関する条例」に記載されている条件を満たしていなければ犬を飼うことができません。

また、生後8週間に満たない子犬を母犬から引き離すことも禁止されています。

1歳未満の犬を首輪やリードをつないで飼うことも禁止です。

家族として飼われていることがほとんどなので、近年では首輪やリードにつないで飼われていることは少ないのですが、もし家の外でつないで飼う場合でも、犬小屋の大きさ、リードの長さなどもきちんと決められています。

飼っている犬を放置すると「動物保護法」により罰金が科せられ、その上に虐待を加えていた場合には罰金だけでなく禁固刑も科せられるというのですから、日本と比べると細かくて厳しいことがわかります。

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日本でも動物愛護法が改正され、今、新たな終生飼養や飼い主のモラルが厳しく求められていることをみなさんと一緒に学んでいきたいと思います。

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高知市 高木妙
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