明日からいよいよ6月。この5月は我が家ではとても忙しいセレモニー続きでした。
しかし、何と言っても我が国にとってこの5月、27日にオバマ大統領が被爆地広島を訪問されたことは、歴史に残る一日となりました。
世界で唯一つ、原爆使用国の大統領が、世界で唯一つの被爆地を訪問されたのは、被爆者にとっても、日本国民にとっても、平和を願う公明党にとっても、悲願でありました。これを契機に国際社会の核兵器廃絶に向けての取り組みに期待するものです。
オバマ大統領の演説で特に印象深かったところは、
****国や同盟の自衛手段の確保はどうしても必要だが、我が国をはじめ核保有国は恐怖のロジックを脱し、核のない世界の実現を目指す勇気を持たなければならないと思う。
自分が生きている間に実現はできなくとも、粘り強く働きかけていけば滅亡の可能性は減らせる。核廃棄路線に道筋をつけることもできるし、核保有国の増加傾向に歯止めをかけ、危険思想の持ち主から大量殺戮兵器の原料を遠ざけておくこともできるはずだ。*****
***誰も戦争なんか望んでいないのだ。文明の利器を使うならライフを絶つのではなく改善する方に使え、そう思っている。国が何かの選択に迫られたとき、国家元首が選択に迫られたとき、必ずこの単純な教えに立ち返る。そうすれば広島の教訓は生かされていく。*****
***ここ広島で世界は永久に変わってしまった。だが今は子どもたちがこの街で平和に1日1日を生きている。
こんなに得がたいことがあるだろうか。このかけがえのないものを守り、すべての子どもたちに広めていきたい。
それがわれわれの選ぶべき未来だ。広島と長崎が「核戦争時代の夜明け」として歴史に刻まれる未来なんか要らない。「モラルの目覚めの朝」として歴史に刻まれる未来をともに選んでいきたいと、そう切に願う。****
この演説を聞きながら、私は知人を思い出し、感動で胸が熱くなりました。その勇気の彼女は、オバマ大統領に「世界の平和のために、是非広島を訪問して頂きたい」とお手紙を出され、なんとホワイトハウスから、メールで「必ず訪問する」との、お返事をもらっていたのです。
すごいな~
5月28日(土)国土交通省四国整備局と高知県による「高知港海岸直轄海岸整備事業着手式」が「ちより街テラス」で開催されました。この会には、高知県選出の国会議員や、県議会・市議会の代表が揃い、私も南海地震等調査特別委員会の副委員長として参加させて頂きました。
この整備事業の総事業費は600億円。
350億円の国の直轄事業と、250億円の県事業で、高知新港外側堤防工事と、浦戸湾入り口付近の堤防、浦戸湾内部の堤防の耐震化などの3重防御の工事を行い、県都高知市を津波浸水から守るというもので、工事期間は16年間を予定し、平成44年を目途に取り組む事が発表されました。
今日の、知事のあいさつも、岡﨑市長のあいさつも、県民市民の命を護る取り組みが着実になる事の嬉しさがこみ上げた響きがありました。
*****思い起こせば、
2013年11月。時の太田昭宏国土交通大臣が高知県土佐市で行われた直轄高知海岸堤防耐震・液状化対策事業「新居工区起工式」に出席するためにご来高され、桂浜や戸原海岸も走って頂き、海岸線の浸食などの対策もお願いしたことが思い出されます。
写真は、地震に伴う液状化による堤防の沈下や変形を抑制する目的で着工し、3月に完成した高知市春野町の「仁ノ工区(1589メートル)」の説明を受ける太田大臣。大臣は、「粘り強い構造の堤防に改良することで、津波対策に大きな効果がある。高知県のように長い海岸線の工事はスピードが大事だ」と語り、早期完成をめざす考えを強調されました。
あれから、3年。このほど、財務省も予算化を決定!
完成すれば昭和南海地震規模の地震(100年位に1度程度のL1想定)では、高知市街地の浸水は防がれるとの事。
1000年位に1度の東日本大震災規模のL2規模でも浸水規模を抑え、早期に排水できるようにポンプ施設の強化を図って行きたいと考えています。この会には、下知の防災関係者も多く出席させて頂き、皆で共通認識を持ちました。我が、公明党政調会長の石田のりとし衆議院議員も、完成までしっかり取り組んで下さる旨のご挨拶をされました。
5月24日(火)平成28年度第1回高知県動物愛護推進協議会が開催され、傍聴させて頂きました。まず、開催された総会では、27年度決算や28年度予算案等が審査されました。
その後、動物愛護週間関連行事について、高知県の動物愛護の取り組みについて、犬猫譲渡に関する事など活発な議論がされました。
*****今、「動物の殺処分0」を掲げ取り組みが強化されています。****でも、いつも疑問に感じ、悩んでいたことが今日、明確にされました。「そうだ。その通りだ。そうしなければならない」そのように感じ、学べた協議会でした。それは・・・・
動物を保護する施設整備の充実を図る事も必要で、そこから命を救う、譲渡の仕組みを作ることも大切ですが、その前に、私は取り組むべきことがあると思います。
それは、飼い主が、責任を果す事。
1、終生飼養・・・動物を飼うことは、その命に最期まで責任を持つということです。安易な気持ちで飼い始めると動物はもちろん、飼い主にとっても不幸な結果を招く可能性が高くなります。動物を飼うには、餌代や治療費の負担も大きく、家庭環境の変化なども考慮し、それでも「飼える」?
2、適正飼養・・・野生の環境で生きていた動物が人間社会の中で生きていくためには、人間社会のルールに従う必要があります。でも、動物は自ら人間社会のルールを学ぶことができないため、それを教えることは飼い主の義務です。
私もずっと犬とともに暮らしてきたけど、反省するのは、しつけが出来ていなかったこと。動物の特性を知り、適切なしつけを行い、周辺に迷惑をかけないようにすることがたいせつであると思います。
3、本当に動物と暮らしたいのか・・・家族全員が、動物を飼うことに賛成していますか?
動物アレルギーはないか?住まいはペットを飼える住居か。飼いたい動物はライフスタイルに合っているのか。一生分の費用は?時間は?体力は?万一、飼えなくなったときはどうする?
いろいろ考えて飼い主が責任を持って飼い始める、そして、保護施設に入ってくる動物を減らすことが第1歩だと思います。
幸いにも、高知市では、「地域猫」の取り組みの一歩を踏み出しました。
高知県は9月の動物週間に、災害時の動物との同行避難の講演会を開催します。そして、動物愛護センター建設にも今一歩弾みがつきそうです。県・市の役割をしっかり考えて取り組みたいと思います。
こんなイラストを見ていたら、可愛かったリンとサクラを思い出し、あの温もりが忘れられません。きょうは、推進員さんの暖かい熱意に感謝した一日でした。
高知市では,、4月14日21時26分頃、発生した熊本県を中心とする一連の地震災害に対し災害救助・支援のために職員を派遣しています。今日の特別委員会では、発生直後に、現地で活動した述べ366人の活動状況について詳しい中間報告がありました。
消防局の出動は、4月16日午前1時25分の本震発生直後の3時50分に消防庁から緊急消防援助隊派遣要請を受け、高知市では6時30分に1次派遣隊24名が出発。
深夜の要請を即座に実行できる体制に感謝すると共に、今回の課題点を明確に検証し、改善を図る事を共通認識しました。また、現場では広島市を中心に指揮支援隊を構成し、南阿蘇村に入り、余震が続く中、安否確認作業、救助等を行ったそうです。隊員のメンタルチェックもお願いしました。
また、 都市建設部では有資格者による応急危険度判定業務に携わり、住居や宅地の安全確認判定を行ったとのことです。
この作業を通じて、危険度判定と罹災証明は同一の意味をなすものでない事を明確にする必要性を感じたとの事です。
水道局では派遣総員16名と、給水タンク車2トン1台、応援車両1台を4月18日の午後2時に出発し給水活動を行ったとのこと。熊本では地下水の利用を主としていたため、濁りが発生し、飲料水として給水活動が必要であったそうです。
防災対策課の職員は、避難所支援をさせて頂いたそうです。そこで実際に肌で感じ、目で見た運営を今後の南海地震対策の事前防災対策に活かして頂くことを要望しました。
それぞれの職員は、余震が続く中、懸命にその任を遂行したとのこと、本当にご苦労様でした。
5月23日(月)南海地震等調査特別委員会が開催されました。今日の議題は、女性の視点を防災対策に活かすためのフォローアップ委員会からの報告と、熊本地震支援職員派遣の中間報告でした。
高知市では、東日本大震災後、「意思決定の場に女性の視点を」との機運が高まる中、平成24年3月に「高知市女性の視点による南海地震対策検討委員会」を庁内横断的に選ばれた市女性職員で構成しました。そして、東日本地震災害の視察から得た教訓や高知市での事前対策の着手状況や進捗、課題の洗い出しなど、具体的な調査を重ね、平成25年12月に市長に報告しています。
その後、さらに、各地でのセミナー参加や、勉強会の開催、また、自主防災会組織の講師として招聘されるなど活動に取り組む中、本市の防災対策にこの意見が反映されているのかについて、検証するためのフォローアップ委員会を結成し、検証と提言をまとめたものです。
*******具体的には*****
まず、女性の視点をいかす防災対策のあり方を実に良く研究・検討されています。この報告書には、生活に普段から取り入れることのできる、『家の中の安全対策』,『災害時の食事の備え』,『災害時のトイレ・衛生対策』,『防災に役立つ情報』という4種類のリーフレットも添付されています。
さらに、今回の報告書では,前委員会が報告・提言した内容について,本市の防災対策に反映、または検討されているか検証しています。そこには、すでに反映されている事柄らや、今後の課題、具体的な提案などが、行われています。
5月21日(土)今日、初めて「ピア・サポート」について学ぶ機会を頂きました。チラシには「ピアサポートのための こころの解体新書~がん患者の場合~」とありました。
実は、この会の総合司会をされる方が、日頃お世話になっている方であり、その応援団のつもりで、会の趣旨も知らずに参加したのですが、とても勉強になり考えさせられました。
今や「がん」は、2人に1人が罹患する国民病と言われる時代となり、国もがん対策基本法のもと、様々な政策展開を行い、私達も女性特有のがん検診の推進や、コール・リコール運動を展開しています。
そうした、施策の中でも重点的に取り組む課題の一つに「精神心理的苦痛に対する心のケアを含めた全人的な緩和ケア」を受けられるよう提供体制の充実が記されています。
その取り組みのためには、がん患者に寄り添い心からサポートできる専門家の育成が必要であり、体制つくりが求められますが、この会はそのような目的で開催されているのだな、という事が、受講して初めて知る事が出来ました。
今後は、罹患者の立場に立った政策の提案を行って参りたいと考えています。研修会の中で学んだ、「スズメの学校」よりも「メダカの学校」で!との示唆に富んだご助言はぐっとくるものがありました。