バックナンバー 2014年 12月 14日

貯水槽12月14日(日)12月議会では、「耐震性非常用貯水槽」の見える化について質問を行いました。

この貯水槽は、高知市が平成4年度から災害時の飲料水の確保のために設置しているものですが、東日本大震災以後、想定される津波被害による浸水で、せっかくの設備が「使えない」「無駄なもの」との印象を解消し、その利活用ができないものか、という趣旨で質問を行いました。

1、耐震性非常用貯水槽の構造について問う

答弁・・貯水槽本体は水道管の一部を構成しており、水道水が直近の排水管から流入管を通り貯水槽本体に入る。この本体に入った水道水は流出管を通り、再び排水管に戻る。常に流動している。設置している19基中、3期には緊急遮断弁が設置されており、0,07㎫以下になると遮断弁が作動し、貯水槽内の水道水を確保できる構造になっている。その他の16基もサイフォンブレイクという現象で空気弁で止水されることで、水道水を溜める構造となっている。

 つまり、災害時の被害の度合いにより不安はあるが、貯水槽内には、水道水があるということ。)

2、浸水地域では飲料困難だといわれているが明確な見解を示せ。
 
*住民が集まってくること自体が困難であり、2次災害を心配している。また、浸水の時期や状況、期間により水質の上から飲料出来るか生活 用水に使うか、分かれる・・(つまり、一定の条件のもとでは可能である)

そして、浸水地域内11基の具体的な設置場所や浸水想定と、改修や使用可能な調査研究について、ただしました。その結果、すでに設置した既存の貯水管も改修は可能であるが、先に、計画通り6基を設置することが先決であり、その予算額も計画より多額になる事が示されました。

私は、行政は災害時に2次災害の危険性を考えた時、貯水槽から水を汲むことを「良し」とはいえない苦しい胸の内は理解できるものの、地域に出向いて、給水活動や貯水槽利用の条件など説明するべきであることを訴えました。

その上で、止水排水対策についても同時に推進するべきで、具体的な取り組みについて、ただし、現在取り組んでいる事柄について答弁を得ました。

また、あわせて指定避難所に、食料品などの備蓄も、来年度より予算計上を行っていくことが示されました。

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高知市 高木妙
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